子守歌がよく歌われてきた土地。大会などもさかんです
岡山県の南西部に位置する、井原市。
南北を笠岡市と高梁市に挟まれており、東側で総社市と隣接しています。
小田郡に属する矢掛町とも隣接しています。
西側に延びる広島県との境界線を挟んで向かい合っているのは、福山市および神石郡の神石高原町です。
井原市の地形はやや複雑です。
山地や丘陵地、盆地など地域によって多種多様。
昔から集落がつくられてきたのは、主に小田川の沿岸です。
特に市内の南部は人口密集地が目立ちます。
自然豊かな場所がふんだんに残る井原市ですが、その中でもひときわ目を引くのが天神峡でしょう。
県から特別名勝の指定を受けています。
秋になると樹々がいっせいに色づくため、夏までとは印象が一変します。
入場料なしでご入場いただける田中苑や、山の頂上付近に広がる経ヶ丸グリーンパークも、自然を身近に感じていただける名所です。
井原市は、光害防止条例を早くから制定したことでよく知られています。
美しい星空をご覧いただける場所はたくさんあります。
また、県内で最大規模の望遠鏡を設置している、美星天文台がある都市としても有名になりました。
この公開天文台があるのは、中世夢が原の一角です。
ここは歴史を学んでいただく目的でつくられた大型の公園で、鎌倉時代や室町時代などの風景を忠実に再現している点が見どころです。
TVドラマや映画の撮影場所に選ばれたことは、一度や二度ではありません。
井原市は、井原鉄道の井原線が開通している都市です。
現在は、計4駅をご利用できます。
路線バスについては、両備バスグループや北振バスなどが運行するサービスのほか、市営のコミュニティバスのご利用が可能です。
幹線道路については国道313号線や486号線などが、通行量が多くて便利な車道でしょう。
井原市の人口は、半世紀近く前から減少傾向を続けてきました。
2023年には人口3万8,064人との調査結果がでました。
高齢化率に関しては同年に37.6%です。
バスやタクシーを上手にお使いいただくと、井原市民病院のような大型の医療施設に楽に直行していただけます。