世代間ふれあい事業でシニアと子供達が交わる玉野市の生活風景
玉野市は、岡山県の南部、瀬戸内海に面した街。
岡山市の倉敷市と隣接、海上でも香川県小豆群の島々などと隣り合っています。
JR西日本の宇野線が乗り入れる、終点かつ玉野市の中心駅でもある「宇野駅」が市の南部に。
バスは「両備バス」や「下津井鉄道バス」、玉野市のコミュニティバスである「シーバス」なども利用出来、玉野市乗合タクシー「シータク」もあるので便利です。
道路も国道30・430号線や県道22号線などが整備されていますので、車での移動も気軽でしょう。
また、沿岸部には重要港湾である宇野港があり、四国方面へと向かうフェリーなどが発着。
小豆島や瀬戸内海の離島を結ぶ船も多数出ており航路も開けています。
宇野港の左側エリアには市役所や大型商業施設が並ぶ賑やかなエリアも。
その他にも玉野市には海水浴ができる「渋川海岸」や、「玉野市立海洋博物館」などのエリアから「観音寺展望台」、「瀬戸内温泉たまの湯」や菅原道真ゆかりの地「硯井天満宮」まであり、観光スポットの多い楽しい街となっています。
玉野市の特徴として特筆すべきは、「葬祭費無料」という福祉サービス。
全国でも例を見ないサービスで、高齢者等の負担を減らすための事業です。
玉野市は海の美しい素敵な街ですが、人口は年々減少中で、高齢化率も2023年に38.9%と高くなっているのが課題。
そのため市は、人口の一角を担う高齢者のための福祉に力を入れています。
葬祭費の助成だけでなく、「世代間ふれあい事業」ではシニア世代が子供達と一緒にスポーツや交流ができる会を開催。
さらには「体力づくり促進事業」ではさまざまなスポーツ大会を開いています。
歳を重ねても生きがいを持って生きていける街づくりに励んでいるのです。
そして、玉野市およびその周辺地域には介護施設も用意されており、グループホームや介護付き有料老人ホームなどが選べます。
グループホームの中には入居時の費用0円をめざし、予め居室にベッドなどを用意したり、頭金を無料にしたりして、入居しやすい環境を整えた所も。
玉野市のグループホームは月額利用料も10万円前後と安く、アットホームな雰囲気が人気を呼び、満室の所が多いのが現状ですので、認知症の方とそのご家族は、実際に見学に行き、入居予約をしておくと良いでしょう。
玉野市の介護施設に入居し、外出イベントなどで海や観光スポットを満喫する…そんなシニアライフも楽しいと思います。