和気清麻呂や藤公園でおおぜいの観光客を集めている町
岡山県の南東部に位置する、和気郡和気町。
2006年に、隣接する旧佐伯町と合併したため一気に広域に変わりました。
現在は備前市や赤磐市、美作市や久米郡美咲町に囲まれています。
町はほぼ全域が、樹木が生い茂る山林地帯で占められています。
吉井川や金剛川といった水量が豊富な河川にも恵まれており、農業や林業といった第一次産業がさかんです。
町内を散策していただくと、ブドウやリンゴ、スモモやサクランボといった果樹園の整然とした光景を見かける機会は少なくありません。
これらの果物を原料にしたジャムのほか、日本酒や大黒麺といった飲食物が、街を代表する名産品です。
では、和気町の名所や観光スポットの話題に移りましょう。
日本一の藤棚があることで知られる藤公園は、国内からおよそ100種類のフジの花をコレクションしており、今では世界各地から観光客が訪問するほど有名です。
毎年4月上旬から1ヶ月以上の間、公園内で藤まつりが開催されています。
また、タンチョウを日本一多く飼育している県営の自然保護センターも根強い人気を保ってきました。
豊かな自然を活かした観光資源はまだたくさんあり、和気鵜飼谷温泉や大中山温泉のような入湯施設などが賑わいをみせています。
歴史をしのぶ名所も町内に多く残っており、和気清麻呂を祀る和気神社や県から史跡の指定を受けている天神山城址、津田永忠の墓所や旧大國家住宅などが年間を通じてたくさんの見物客を集めてきました。
和気町にはJRの山陽本線が通っています。
和気駅の周囲は商店街や行政施設が集中している要所です。
駅の近くにアクセスしていただくと大半の用件を処理していただけます。
バスについては現在、民間の事業者が参入していません。
その代わりに、町営の福祉バスや隣接する赤磐市のコミュニティバスの路線をご利用可能です。
町内には山陽自動車道と美作岡山道路のインターチェンジが設置されています。
また国道374号線が町内を南北に通り抜けています。
和気町の人口は30年以上前から徐々に減っているところです。
2023年の調査では1万3,423人でした。
町内の高齢化率は2023年に40.1%という結果が残っています。
昨今の和気町で探しやすい介護施設は、おそらくグループホームや特別養護老人ホームも探しやすい状況です。
そのほか、住宅型有料老人ホームが急速に増えていますし、介護療養型医療施設や介護老人保健施設へのご入居も十分に可能です。