総社市は史跡等の見どころの多い街。地元野菜も美味しい
総社市は、岡山県中南部の街で、岡山市や倉敷市等と隣接。
水墨画で知られる雪舟が生まれた場所で、雪舟ゆかりの地として有名です。
2005年に初代総社市と都窪郡清音村、山手村が合併し、新たに「総社市」となりました。
市内には高梁川が流れ、北部や西部には吉備高原、南部には丘陵地帯が広がっています。
昔栄えた吉備国の中心的な地域で、現在の総社市の総社地区は、街道の宿場町として、備中国総社宮の鳥居前町として、そして浅尾藩の陣屋町として賑わった場所です。
総社宮を中心に町が広がっていた為、「総社」と呼ばれるようになった地域です。
ずっと歴史や文化に携わってきた場所なのもあり、桃太郎伝説が残る国の史跡「鬼ノ城」や福山城跡、三輪山古墳群、備中国分寺、軽部神社等の古墳や神社仏閣、史跡が多いのが特徴。
「雪舟もなか」や鮒飯、清酒といった名物も多いです。
交通アクセスとしては、JR西日本の伯備線と吉備線が走行。
伯備線は総社駅や豪渓駅等から、吉備線は総社駅・東総社駅・ 服部駅から利用できます。
また、井原鉄道の井原線も通っており、こちらも総社駅に発着します。
中心駅は3線とも乗り入れる「総社駅」です。
市内には中鉄バスや中鉄観光バス、備北バス、美袋交通バスが走行。
車道としては岡山自動車道が通っており、総社市と岡山市北区にまたがる岡山総社ICから乗降可能。
一般道も国道180号・429号・486号等が走っています。
近年、1回300円で市内の希望場所へ送迎してもらえる予約型乗合バス(タクシー)が登場。
総社市新生活交通「雪舟くん」として親しまれ、市内全域をサポートしています。
病院への通院や買い物などの際に活用できるということで、徐々に利用者が増えているようです。
総社市は農業の盛んな街で、ブドウや桃といった果物やセロリ、トウモロコシ等の野菜、そして米がよくとれています。
地産地消をモットーに、地元でとれた新鮮な野菜を、市内各地のスーパーに直売所を設けて販売中。
「おかげで地元野菜が気軽に買える」と好評です。
さらには、子育て支援にも力を入れており、生活しやすい環境が整いつつあります。
そういった市の政策が功を奏し、1970年には48,444人だった人口も、1980年56,865人、1990年61,459人、2000年66,201人、2015年66,855人…と着実に増加中です。2023年には69,678人となっています。
市内にはサービス付き高齢者向け住宅やグループホーム等のシニア用の住まいも少しずつ増えています。
サービス付き高齢者向け住宅は自室が広めで夫婦入居が可能な二人部屋もあるのが魅力。
一方、グループホームは認知症ケアが非常に発達しているのでおすすめです。