日本的な街並みを手厚く保護している都市です
岡山県の西端に位置する、高梁市。
北側から新見市・真庭市に、南側から井原市・総社市に挟まれています。
東側で隣接しているのは加賀郡吉備中央町です。
広島県との境界線を挟んで、庄原市と神石郡の神石高原町と向かい合っています。
市全体が、山地・丘陵地となっており海抜が高いのが最大の特徴。
弥高山のように、見晴らしのよさや美しい花や樹木の多さからたくさんの登山客を集めてきた山も少なくありません。
臥牛山は、かつて備中松山藩の居城として有名でした。
現在は、松山城跡が国から史跡の指定を受けています。
天守や二重櫓のほか、忠実に復元された石垣などをご覧いただけます。
城址の周辺は江戸時代まで城下町として発展した地区でした。
このため、頼久寺や石火矢町ふるさと村のような旧跡が残されています。
頼久寺は、風情のある日本庭園で名高い臨済宗の寺院です。
石火矢町ふるさと村は、武家屋敷などが並ぶ街並みを保存している地区です。
そばに、市内の歴史を学習するための資料館が設立されています。
この場所では数十年前に、人気映画「男はつらいよ」の撮影が行われており、文化人の間でも広く知られています。
街並みの維持を行っているのは城下町の周辺だけではありません、吹屋地区も、当時の集落や商家の屋敷が立ち並ぶ風景をじっくりとご覧いただける名所です。
この中にあるベンガラ館では、明治期のベンガラ工場を忠実に再現している点が見ものです。
高梁市で鉄道を用いた遠出をお考えになるときは、JRの伯備線をお使いになれます。
現在は、市内に駅が5ヶ所設置されています。
路線バスについては、備北バスのサービスをご利用可能です。
また、市営のコミュニティバスの運行も実施されています。
幹線道路については、岡山自動車道のサービスエリアとインターチェンジが、それぞれ市内に1ヶ所ずつ設置されています。
高梁市の人口は、昭和中ごろから一貫して減少中です。
2023年の調査の際は2万7,650人という計算結果が発表されました。
高齢化率については、同年に42.2%を記録しました。
もっとも吉備国際大学などの文教施設があるため、若年層の人口は決して少数ではありません。
現在の高梁市で介護施設をお探しになりたいなら、グループホーム・特別養護老人ホームが比較的探しやすいでしょう。
そのほか、民営の施設なら介護付き有料老人ホームが、公営の施設なら介護療養型医療施設・介護老人保健施設を発見可能です。