低料金の出張理美容サービスなど、区を挙げての施策が手厚い

緑区は、神奈川県相模原市が政令指定都市になった際に設置された行政区の一つ。
橋本、大沢地区及び津久井地域で構成されており、市の面積の約77%を緑区が占めています。
区内の各地域をつなぐ鉄道が無く、同じ区内でも国道16号線や横浜線・京王線沿線である橋本地区と、国道20号線や中央本線沿線である相模湖地域・藤野区域は交通アクセスが違うため、エリア別の成長を遂げています。
また、その他の交通アクセスとしては神奈川中央交通や相模神奈交バス、相模原市コミュニティバスなど、いろいろな路線バスが運行中です。
緑区の年齢別の人口割合をみますと、2023年には16万7,923人、高齢化率28.8%となっています。
そして高齢者人口は4万8,445人でした。
年少人口よりも高齢者人口の方が多く、高齢化率も25%を超えています。
少子高齢化が緑区でも深刻になってきているのが分かります。
ただ、緑区は新型リニア新幹線が通る予定があるため、人口そのものが上昇する推測も出されています。
今後、高齢化率も変わってくるかもしれません。
少子高齢化が進む中、緑区は相模原市と共に高齢化対策を行っています。
具体的対策としては高齢者福祉サービスや介護施設の充実が挙げられます。
福祉サービスの内容は、認知症や寝たきりの高齢者に、慰問品を支給。
そして、低料金での出張理美容サービスなど、さまざまな介護支援を行っています。
これらのサービスは、特別養護老人ホームなどの公的介護施設が基本的に満員で、在宅介護を強いられている方も多いため、その介護負担を減らす目的もあるようです。
在宅介護の方は、緑区の福祉サービスや有料老人ホームなどのショートステイを積極的に活用して、負担を軽減していくべきです。
基本的に申し込みをしないと受けられないサービスが多いので、高齢者支援センターなどに相談しましょう。
介護付き有料老人ホームは緑区の各地にあり、料金はエリアにもよります。
安い所は入居時の費用が0円で、月額利用料も20万円未満のプランも。
そして、サービス付き高齢者住宅も料金はさまざまですが、中には月額利用料が10万円程度の所もあります。
しかし、有料老人ホームなどは月額利用料に電気代やレクリエーション代などの諸経費が加算される場合もありますので、予め総費用の見積もりを出してもらうことが肝心です。
人によって、金額的なものだけでなく大事にしたい入居条件があると思います。
いろんな施設に見学予約や資料請求をして、比較検討してみるとよいでしょう。
自分に合った施設を見つけていってください。