近年再開されたばかりの、千葉氏まつりが注目を浴びています

千葉県の中北部に位置する、印旛郡の酒々井町。
北側から成田市に、東側から富里市に、西側から佐倉市と印西市に挟まれています。
南端で隣接しているのは、八街市です。
町内は、中央部分から南西部にかけて密集した市街地が広がっています。
もともとは農業が主要な産業だった町で、現在も市街地から離れていただくと短時間でのどかな風景をご覧いただくことが可能です。
酒々井町を代表する旧跡に、六所神社や本佐倉城の跡地があります。
六所神社は、江戸時代中期から続けられている、墨の獅子舞で有名です。
この獅子舞は県から無形民俗文化財の指定を受けています。
本佐倉城址は、2017年の春に続日本100名城に選出されました。
城の土塁・空堀などが残存しています。
2016年から、酒々井町中央台公園で千葉氏まつりが開催されることになりました。
これは、かつて本佐倉城を拠点として君臨していた千葉氏が主催していた祭礼を模したもので、江戸期から明治期まで続いていたことが確認されています。
その祭礼が途絶えて1世紀を超える歳月が流れていますが、酒々井町は町の文化遺産を活用するためにこの祭礼を復活させることにしたのです。
当日は、かなり豊富な演目が企画されており、ご高齢の方でもご見物いただけるようになっています。
2013年に開業した酒々井町プレミアム・アウトレットはこの地域で最大級のショッピングモール。
100以上の店舗が参加しており、たいていの商品・サービスをご取得いただけます。
2015年の冬に開店した酒々井温泉は、最新型の設備がそろっており快適にご入浴いただける施設です。
酒々井町で鉄道のご利用をお求めになるなら、JRの成田線と総武本線、また京成本線の中からお選びいただけます。
路線バスに関しては、千葉交通や京成バスグループのサービスをご利用できます。
幹線道路については、東関東自動車道にお乗り入れできる中継地点が町内に2ヵ所あって便利です。
酒々井町は昭和後期に入るとベッドタウンとして急成長を遂げました。
人口の増加は今世紀初めまで止まらなかったほどです。
現在は微減していますが、2023年の段階で2万339人という結果が残っています。
高齢化率については、同年に33.1%を記録しました。