大手の介護サービス企業も進出し、選択の幅が広がりを見せる

神奈川県のほぼ中央に位置している厚木市。
神奈川県の中でも人口が多く、1986年以降重要視されてきた地域で、現在は特例市に指定されています。
横浜市内や東京都内へのアクセスも良好なことからベッドタウンとして人気。
小田急急行に乗車すれば新宿へと1時間足らず、特急ロマンスカーならば約45分程度と充分に通学・通勤範囲内です。
車での移動も便利。
東名高速道には厚木インターがあり、市内には幹線道路も。
休日には市内が車で込み合うこともあるものの、近郊地域よりも道路の整備が進んでいるのでさほどストレスを感じることもないでしょう。
駅前や幹線道路を中心に都市開発や近代化が進む一方で、郊外には山や緑が残る地域。
秋には紅葉を楽しめる絶景スポットもあり、遠くからも多くの人が集まっています。
駅前の近代化された雰囲気からは想像できないかもしれませんが、山にはニホンザルの姿も。
農作物を荒らすことから、市では対策をしているようです。
市民の人気スポットが厚木市子ども科学館。
プラネタリウムを併設しており、子どもだけでなく大人も楽しめます。
また、厚木市立中央図書館は移動貸出車も運営。
少し離れた場所であっても本の貸し出しができると好評。
ほかにも市内には自然公園が多数あり、地域に住む高齢者たちの散歩コースとして利用されています。
また、近年人気を集めているのがゆるキャラのあゆコロちゃん。
かわいい子ブタのキャラクターで頭には川の多い厚木市を象徴するアユが。
かわいらしい外見からファンも多く、出演イベントには市外からも多くのファンが駆けつけています。
厚木市としても街おこしとして積極的にPRしており、ゆるキャラグランプリでは常に上位にランクイン。
そんな厚木市の人口は22万3,836人となっています。
ここ10年では大きな人口の増減はなく、一定を保っています。
その一方で65歳以上の高齢者は5万8,680人と増加傾向にあります。
早急な高齢者対策が求められている地域でもあります。
基本的な福祉サービスはもちろんありますが、特別なものはあまりないのが現状。
とは言うもののインフルエンザ予防接種を優先的に行えるなど、高齢者向けケアはしっかりと考えられているので、特別に不便を感じる地域ではないでしょう。
厚木市の有料老人ホームはグループホームが多くなっています。
グループホームならば月々10万円程度で入居が可能。
一般的に初期入居費用の高い介護付き有料老人ホームでもゼロ~数百万と非常に現実的です。
大手の介護サービス企業も参入しており、今後ますます施設は増えると予測されます。
地域医療と結びついた施設も多く、お身体に不安を抱えている方も安心して入居できる場所が見つかりやすい地域と言えるでしょう。