山脈や川などの豊かな自然はシルバーエイジを一層豊かなものにする
青葉区は、仙台市の中央から北側にかけて広がるエリアです。
奥羽山脈や広瀬川のような豊かな自然が伸びる地域が多く、美しく健康的なシルバーエイジを過ごしやすい土地だと考えてかまわないでしょう。
仙台城跡があることは全国的に有名ですが、江戸時代から伊達藩の中心部として発展してきたエリアであり、明治維新後も東北地方全体の中枢を担ってきたエリアでもあります。
寺社仏閣や文化施設が数多く存在しますが、一方で産業の中心地でもあり、たくさんの商業施設が日々の営業に励んでいます。
数々の学校が集まっていることから、教育熱の高い土地としても知られています。
各線の仙台駅があることから、交通インフラの充実度では群を抜いています。
JRや仙台市地下鉄の各線が通っていますが、東北自動車道をはじめとした主要道路の多さや、バスの路線の多さにも目を見張るものがあります。
仙台市の人口は右肩上がりに伸び続けていますが、青葉区の人口もずっと伸びています。
21世紀に入ってからは、1年に千数百人程度の伸び方になる年度がほとんどでしたが、2010年以降は増加率が若干上がっています。
青葉区の高齢化率は、2023年の時点で24.4%でした。
この数字は、仙台市全体の結果と比べると低いですが、2005年に16.9%、2010年には19.1%だったことを思い出すと、安穏としていられる状況ではないことがわかります。
仙台市全体での、介護制度やサービスの利用率も急速に上がっており、2011年の時点で有料老人ホームや(旧)適合高齢者専用賃貸住宅を利用する要支援・要介護認定者が1500名を超えるなど、介護の必要性の高さがしのばれます。
特別養護老人ホームやグループホームなどを除くと、現在の青葉区には極端に安価な施設が目立つわけではありません。
しかし、月額使用料が20万円前後に収まる有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅であれば、発見は不可能ではありません。
駅から特に近い場所にこだわるといった場合は別ですが。
区内にはまだ、大きくてゆったりとした暮らしを営める施設が残っていますし、利便性についても、買い物などに不自由しない環境に恵まれた施設が少なくありません。
「要介護度に関わらず受け入れ可能」と発表している介護付き有料老人ホームをはじめ、介護・看護の質やスタッフの体制が整った施設が目立つことも付け加えておいたほうが良いでしょう。