仙台の真北。「仙台北部中核工業団地」で有名な自治体です

宮城県のほぼ中央部分に、東西に細長く延びる黒川郡大和町。
仙台市のほぼ真北に位置しています。
2010年に町役場の庁舎が移転移動しました。
近年は、約240年前の江戸時代中期の大和町内に存在したかつての宿場町「吉岡宿」を舞台の背景となった映画「殿、利息でござる!」が作られるほど歴史深い土地柄になったおります。
町内の土地は過半数が緑に覆われており、人口が密集する区画は町役場の周囲など一部に限られています。
町内の産業は第二次産業と第三次産業が発達しており、特に前者に関しては「仙台北部中核工業団地」が造成されています。
この工業団地には業種を問わず多様な企業が工場や研究所を設置してきました。
大和町には数十年前から、鉄道駅がありません。
東北自動車道の鶴巣パーキングエリアと大和インターチェンジを日々、大量の車両が通過しています。
このほか国道4号線・47号線や457号線が主要な車道と呼べるでしょう。
一般の路線バスについては、宮城交通グループや町営のコミュニティバス、同じ郡内にある大郷町や大衡村が運営しているバスにもご乗車いただけます。
観光に関しては、県が指定した史跡に「鳥屋八幡古墳」や「吉岡東官衙遺跡」、大和町が指定した文化財に「信楽寺跡」があります。
町内で公園をお探しのときは「七ツ森湖畔公園」がおすすめ。
花見の名所と目されているほか、川遊びや紅葉狩りといった娯楽をお楽しみいただけることで有名です。
温泉も数が多く、台ヶ森温泉・滝ノ原温泉・南川温泉あたりは知名度がとても高いです。
大和町の人口は、昭和後期になると横ばい気味になりました。
しかし平成に入ると数年ほど急増する時期を迎えました。
2010年代はまたもや人口が急増しています。
人口増加が人口比率のバランスをとる結果となり、大和町の高齢化率は県内では低いほうに入ります。
2023年の調査では23.4%。
グループホームは増改傾向にあるほか、特別養護老人ホームや老人保健施設のような公的な施設や住宅型有料老人ホームのような民営の施設へのご入居が可能です。