自然の多さと官公署の多さが両立。介護状況も年々進歩中

新潟県の中央部からやや南寄りに位置する、柏崎市。
市の北側から西側にかけては日本海に面する海岸線が伸びていますが、南に向かうと刈羽黒姫山・米山・八石山といった名山に三方を囲まれています。
水量の豊富な河川や湖沼に恵まれていることから水田が多いことも特徴です。
市街地から少し離れると、平穏な田園風景やたくさんの自然を鑑賞できる土地柄で、実際に国立公園などの多さでは群を抜いています。
その一方で、市街地や商業地、ビジネス街の発展ぶりには目を奪われるものがあります。
県内では面積や人口の規模で格段に優れているというわけではないにもかかわらず、官公署がたくさん設置されており、雑多な手続きをするときに時間を過度にかけずに終わらせることが可能です。
鉄道についてはJRの地方路線(越後線や信越本線)が主力となっています。
後者にはミニ新幹線化計画が持ち上がっており、近い将来はさらに移動速度が上がる可能性があるでしょう。
市内を通る高速道路は北陸自動車道のみですが、幹線道路の数は総じてかなり多いです。
特に県道が途方もなく多いため、市外への移動はコースを選べる余地が多くて非常に快適です。
バスの発達度の高さは申し分なく、市内の路線については越後交通と北越後観光バスが、市外へのそれについては越後交通のほか南海バスや西武バス、また頚城自動車や新潟交通などそうそうたるメジャー会社が協力しながら多数のルートを管理しています。
市内の人口は、過去半世紀の間あまり大きくは変わっていません。
それでも1990年代半ばに絶頂期を迎えて以降は一定のペースで落ちてばかりです。
2023年には人口7万8,901人、高齢化率34.9%と高い水準となっています。
県の総合的な福祉政策を参考にしながら、独自性を追加しながら福祉政策を計画していくことが重要でしょう。
市内の介護施設に視線を注ぐと、特別養護老人ホームやグループホームのような費用の安さで人気が高い施設がわりと多めに見つかります。
安い施設を探している向きにはうれしい兆候でしょう。
その意味では、サービス付き高齢者向け住宅の多さも注目すべきではないでしょうか。
もっともそれ以外の施設についても悪くはありません。
住宅型有料老人ホーム・介護付き有料老人ホームについても、月額使用料が10万円台前半で間に合うケースが増加しているからです。
といって割高な入居一時金を要求されないところもまたポイントとなっています。