観光業が順調な村です。楽しいことがいっぱいあります

新潟県の中央部分からやや北寄りに位置する、西蒲原郡の弥彦村。
北端で新潟市の西蒲区と接しています。
東側から南側にかけては燕市に囲まれています。
西側で接しているのは長岡市です。
村内の西部は弥彦山などが連なる山間部。
しかし東部から中央部分にかけては低地が中心です。
水源や土壌、気候などに恵まれているため、牧歌的な水田地帯が目立つ地区はいまだに少なくありません。
長岡市との境界線をまたぐようにそびえ立つ弥彦山は、村を象徴する名所です。
古来、近隣の住民の間で山岳信仰の対象となってきた名山で、登山道が早くから敷かれてきました。
現在は、ロープウェイなどで簡単に山頂を目指していただけるようになっています。
彌彦神社は、弥彦山のふもとに鎮座する式内社です。
数々の文化財や祭事で有名です。
昭和半ばから毎年11月に開催されている菊まつりは、県外からも参加者が集まる名物行事。
例年、数千におよぶ膨大な鉢植えが一堂に会します。
美しく咲いた菊をご覧いただくことは、絶好の気晴らしになることでしょう。
彌彦神社のすぐそばは、温泉街が広がっています。
弥彦温泉は主に10数軒に上る宿泊施設で構成されていますが、日帰りの入湯施設のご利用も可能です。
弥彦村では、競輪が村民共通の娯楽となっています。
村営の競輪場は非常に珍しく、少なくとも現時点ではほかに例が見当たらないほど。
現在は設備が発達したため、会場に入場できないときでも車券をお買い求めいただけます。
弥彦村で鉄道を用いた遠出が必要となったときは、JRの弥彦線をお使いになるとよいでしょう。
路線バスについては、現在は民間の事業者が参入していません。
そこで、数種類に及ぶ公営のコミュニティバスがその代わりを務めています。
幹線道路に関しては、県道が何本も走り抜けています。
たとえば、2号線・297号線・440号線・561号線などが通行量の多い車道です。
弥彦村には、隣接する燕市や新潟市へのベッドタウンという一面があります。
このため村の人口は、昭和後期から平成初期にかけて微増していました。
ピークに達したのは今世紀に入ってからです。
昨今は微減に転じており、2023年には7,694人となりました。
高齢化率については同年に33.2%という全国平均値とあまり変わらない数字が発表されました。
弥彦村で介護施設をお求めになる場合は、グループホームや特別養護老人ホームなどにご入居できる機会があるでしょう。
設備やサービスの改善に余念がない施設が多く集まっている地域です。