種類に限らず15万円以内で入居可能な介護施設が多数
新潟市の中では、中央区についで2番目の人口を抱える西区。
面積についてはそれほどでもありませんが、重要な公共の施設などがいくつも存在し、市内では重要な役割を果たしています。
戦後に入ると、北部を中心に住宅地の建造がたびたび行われ、生活する上では非常に便利になりました。
もっとも全区域で開発ばかりが行われてきたわけではありません。
信濃川や中ノ口川の大きな川が流れていることもあって、区内南部ではまだ水田が広がっています。
また、佐潟のような世界的に有名な湿地帯も熱心に保存されています。
豊かな自然との触れ合いを楽しめる場所が、区内のあちこちに残っています。
交通面では、遠方に出かける場合は越後線や北陸自動車道、また国道8号線や116号線などがよく使われていますが、区民の足としていちばん定着しているのはおそらくバスでしょう。
西区内では新潟交通グループが管理する路線がとても豊富で、便利です。
新潟市の人口は、1990年代後半に入ると増加のペースが衰えはじめました。
初めて減少に転じたのは2000年代後半ですが、その後はだんだんと減り方に拍車がかかっています。
西区の人口も、近年は減少を繰り返しています。
2023年の調査では人口15万5,001人、高齢化率30.0%となっています。
市の計測では、2040年には35%に達すると考えられていますが、西区もそれに近い増え方をするだろうという意見が有力です。
もともと新潟市は、全国の政令指定都市の中でも高齢化のスピードでは際立っていると評されており、西区も含めて抜本的な取り組みが期待されています。
区内の要介護認定者は2024年の調査の際に8,900名近くに増えていることが明るみに出ていますが、9,000人を超えるのも時間の問題です。
市当局では、介護老人保健施設をはじめとした施設系サービスの利用者の増加を見込んで、さまざまな計画を立てていますが、民間の施設の増加も住民には待ち望まれていると思われます。
少し前まで、西区の老人ホームや高齢者専用住宅は「少ない」と誤解されるケースが多かったようです。
情報の伝達が足りなかった可能性がありますが、住宅型有料老人ホーム・介護付き有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・グループホーム……と、さまざまなジャンルにて月額使用料が15万円前後の予算で間に合う施設があるのが現状です。
一度時間をとってよく探すに越したことはありません。