月額利用料が10万円前後の施設も多数で、家計に優しい
新潟県南部に位置し、北側から日本海、南側から長野県に挟まれている上越市。
市として成立してからまだ半世紀とたっていませんが、2005年に周辺の複数の自治体を一気に合併するなど、急激な拡大を繰り返してきました。
交通インフラひとつを振り返っても、北陸自動車道や上信越自動車道が延伸したり、北越急行のほくほく線が開通したりと、とても便利に変わっています。
北陸新幹線の乗り入れが計画されているなど、これからも交通システムの進展からは目が離せません。
市内の主要な産業は工業や鉱業ですが、山地や川といった自然が多く残る土地でもあります。
冬になると雪が多いという難点はあるものの、シニアライフを送る場所としてネックとなる点は特に見られません。
市内の人口は、一貫して減少傾向にあります。1980年代に一時的に人口が増加に転じたことはありました。
また、1990年代に人口低下のペースがかなり落ちた時期もありましたが、その後またペースに拍車がかかるようになりました。
2005年の大合併の際に、過疎化が進む地域をたくさん併合したこともあって、この傾向はこれからも変わらないものと考えられています。
2023年には人口18万4,941人、高齢化率33.4%と高い数値となっています。
要介護認定者も、当然増加しています。
2024年度には1万2,493名に増えています。
特別養護老人ホームのような施設の利用者も増えています。
待機者が多いため、入居の基準の見直しが以前から進められてきました。
上越市は合併を繰り返してきた結果、現在では県内で3番目の人口を持つエリアになっていますが、老人ホームや高齢者専用住宅の数も徐々に増やされています。
駅前といった便利な区画で施設を探すのは簡単ではありませんが、多少遠いところであれば、かなり安上がりな施設も出てきます。
入居一時金や月額使用料が10万円前後~10数万円くらいに決められている施設もありますから、注意深く探すに越したことはなさそうです。
設備面の管理が行き届いた施設もたくさんありますから、冬場の寒さなどを気にする心配はいっさいありません。