千曲川と信濃川が合流する地点にある村です

長野県の北東端に位置する、栄村。
飯山市や下高井郡に属する山ノ内町・野沢温泉村・木島平村に囲まれています。
東側に延びる新潟県との境界線を挟んで、十日町市や上越市、中魚沼郡の津南町、南魚沼郡の湯沢町と隣接しています。
南端の群馬県との境界線を挟んで向かい合っているのは、吾妻郡の中之条町です。
にほんのさと100選に選出されている村のひとつで、景観のよさでは昔からおおいに称賛されてきました。
隣接する津南町との境界線上に広がる秋山郷は、その頂点と呼べるかもしれません。
この郷土では独自性の高い言葉遣いや風習が今なお受け継がれています。
秋山郷の一角に建てられている民俗資料館は、一般の民家を改修して文化施設に変えたもの。
内部では、かつての日用品などをご見学可能です。
栄村の自然の恵みの中でも、とても利用しやすいものに温泉街があります。
栄村には、片手の指では収まり切らないくらい評価の高い温泉郷があります。
たとえば切明温泉の場合、そばを流れる中津川の岸辺を少し掘るだけで、お湯が湧き出してくるほど使いやすいことで有名になりました。
現在は、宿泊施設と日帰りの入浴施設の2種類をご利用いただけます。
これらの温泉は、健康や美容といった目的でもおすすめです。
栄村は古くから人々の移動が続いてきた場所です。
仙当城や城坂城、内池館などの城が建造されてきましたし、常慶院のような住民の崇敬を集めてきた由緒正しい寺社も残されています。
常慶院は、キツネが大事な役割を果たすことで名高い、文福茶釜の伝説でも有名です。
栄村で列車を用いたお出かけをご希望になるなら、JRの飯山線をお使いになるとよいでしょう。
村内には現在、4駅が設置されています。
路線バスに関しては、越後交通傘下の観光バスなどをご利用できます。
また公営のコミュニティバスのご利用も可能。
幹線道路に関しては、国道117号線や405号線、県道407号線や502号線などが村民の間で盛んに使用されています。
栄村の人口は、昭和の中ごろから減少が続いています。
2023年の調査の際は、1,642人という集計結果が発表されました。
高齢化率については同年に、54.3%というデータが公開されました。
栄村で介護施設をお探しになるときは、隣接する上越市などに所在する施設にも、可能であれば注目していただいたほうがよさそうです。