パノラマ
伊丹市の繁栄を象徴するエリア。近くに住めるなら幸運です
大阪国際空港の西側に位置する、福知山線の伊丹駅。駅の開業は19世紀末にさかのぼりますが、長いこと注目を集める駅ではありませんでした。空港の開港後も、それだけで一気に旅客が殺到する駅になったとはいえません。しかし1980年代～90年代にかけて周囲の状況が大きく変わったことと、21世紀に入って周辺が急速に開発されたことが奏功して、ニーズの高い駅に成長しました。2002年にオープンした巨大なショッピングモール「イオンモール伊丹」は、この駅の発展を物語る際に避けて通るわけにいかない施設です。伊丹駅の中央出入口からペデストリアンデッキを伊丹介してつながっており、年間を通しておおぜいの利用客を集めています。
これ以外にも商業施設は数多く散在しています。金融機関に事業所や公営の施設なども随時建造されており、エリア全体に活気がみなぎっています。伊丹駅は、バスターミナルの広さや数についても充実しています。阪急バスと市営のコミュニティバスが進出しており、路線の行先や本数は複雑に整えられています。
伊丹駅は、JRの福知山線内では区間快速が停車する駅ではありません。しかし、通常の快速および丹波路快速が停車する駅に指定されています。この路線において発着駅の立場になるのは大阪駅ですが、伊丹駅から見ると5区間先になります。大阪駅ではJRに絞ると東西線・京都線・大阪環状線などがつかまります。それ以外では阪急の京都本線・神戸本線、阪神本線、それから大阪市営地下鉄の御堂筋線・谷町線・四つ橋線への乗り継ぎを実現できます。
伊丹駅の利用率には、年を追うごとに上がっている印象があります。1日平均の乗客数が20000人を初めて超えたのは2003年のことでした。その後増加のペースが落ち着いてきたため2007年以後は23000人台をずっと記録する結果となっています。
伊丹駅の周辺は発展している印象がひたすら強いですが、新興住宅地というイメージが強かった時代もだいぶ昔にはありました。住まいを構える場所としての条件がそろっているためか、介護施設の建造は静かに継続されているようです。
駅から2キロ以内でユニークな持ち味を備えた施設を連続して発見できるチャンスがあります。高齢者住宅またはサービス付き高齢者向け住宅が中心ですが、介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームも以前よりは増えています。これらの有料老人ホームは費用が高めになることも珍しくありませんが、それ以外の施設だったらずいぶんと安くなる傾向があります。
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