札幌市営地下鉄の3路線を全部使える駅。バス乗り場もたくさん

南北線から乗車すると市電山鼻線や一条線への接続ができる駅をたくさん利用できますし、北区にある麻生駅まで行けばJRの札沼線に乗り換えることが可能です。東西線の場合も、市電に乗り換えやすい点は共通していますが、厚別区の新さっぽろ駅まで行けばJRの千歳線に乗れるという利点が生まれます。東豊線についても、市営地下鉄や市電に乗り換えられる駅がいくつも並んでいます。
駅の管理体制は非常に充実しており、この10年を振り返ってもホームドアが相次いで供給されたり、改札口の列車運行情報版が設置されたりと数年単位で新たなる設備が導入されてきました。
大通駅はいうまでもなく市内有数のハブ駅ですが、乗客数は全盛期と比べてだいぶ下がっています。1990年代には、3路線の乗客数が合わせて9万人を超えた時期がありましたが、2003年以降は8万人を切っています。隣にあるさっぽろ駅の利用者が、入れ替わるように伸びていますが、これは駅前の商業施設の入れ替わりの影響などによるものです。
いずれにしても、さっぽろ駅とは地下を通って往復しやすくなっており、両駅間の結びつきは年々深まっていくばかりです。大通駅の周辺に、いまだに商業施設や観光名所が集中していることに変わりはありませんし、周囲にバス停が10以上置かれており、どこへ行くにしても便利であることは間違いありません。
バスやタクシーに乗れる方法が、駅の近辺にたくさんあることは、介護施設への入居や見学を予定する上でも何かと助けられるものです。大通駅のすぐそばに介護施設が建てられているというわけではありません(駅の周囲は住宅地ではない以上、それはむしろ当然のことでしょう)が、公共の交通機関が発達しているため、安価な交通費で施設と大通駅を往復できます。3~5キロくらい離れたあたりで施設を探すと、新しい施設から年数がたった施設まで、かなり雑多な施設を一度に発見できるはずです。
最近は介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅あたりが中心的ですが、これだけ施設数が増えている以上サービスや入居条件もバラバラになっています。きっと望み通りの施設に出会えることでしょう。