釧路市のベッドタウン。商業施設などが多くて便利

北海道の南東部に位置する、釧路郡の釧路町。
釧路市と西側の他、北側で川上郡の標茶町や厚岸郡の厚岸町とも隣接しています。
また、太平洋に面した自治体のひとつである阿寒郡に属する鶴居村とも部分的に接しています。
町内の東側から中央部分にかけて、深い緑に覆われた地域が目立ちます。
集落や農地などは主に西側に集中してつくられてきました。
町域の一部は、広大な釧路平野と重なっています。
この平野は、日本最大の湿原を含んでいることで有名。
釧路湿原は、独特の自然環境を育んできたため早くから保護活動が進められてきました。
また、国立公園となっている地区については重要な観光資源として活用されています。
湿原の中に建てられている細岡展望台は、周囲の景観を一気に見渡していただけるように設計されているのが持ち味です。
また、2ヶ所に分かれているのも見逃せない特徴。
このおかげで、異なる景観を同時にお楽しみいただくことができます。
湿原内に位置する達古武湖も、釧路町を代表する観光名所のひとつ。
この湖はタンチョウやオジロワシといった北海道を象徴する鳥が飛来する場所として有名です。
また、数々の魚が生息しています。
冬になると、ワカサギ釣りをお楽しみいただくことが可能です。
釧路川に近づくと、岩保木水門が見えてきます。
この水門は戦前に建造されており、独特の外観が町民に親しまれてきました。
また美しい夕陽をご鑑賞いただけるため、お散歩などの際にお立ち寄りいただくことをおすすめします。
釧路町で鉄道をご利用になりたい場合は、JRの根室本線か釧網本線のどちらかをお選びいただけます。
路線バスについては、地域密着型のサービスで名高い「くしろバス」や「阿寒バス」をご利用可能です。
幹線道路に関しては、国道44号線にお乗り入れできるバイパスが町内に設置されています。
また、272号線や391号線もよく使用されています。
現在、釧路外環状道路が建設中です。
これが完成すれば、町民の移動がより便利になることは間違いなしでしょう。
釧路町の人口は、釧路市のベッドタウンという立場が強まった昭和後期に急増しましたが、今世紀に入った頃から減少に転じました。
町の人口は2023年の時点で1万8,879人ほどで、同年の高齢化率は、30.8%でした。
現在の釧路町で特に探しやすい介護施設はグループホーム。
公営・民営を問わず選択肢は豊富。
また、介護老人保健施設や特別養護老人ホームなど公営の施設もあります。