ゲートボールが誕生するきっかけは、この町にありました

北海道の中央部分から、真南にしばらく進んでいただくと芽室町が見えてきます。
帯広市の真北に位置しているのが立地上の最大の特徴でしょう。
すぐ北に広がるのは、上川郡の清水町。
そのほか、河東郡の音更町・鹿追町や沙流郡の日高町とも隣接しています。
芽室町は、東西で対照的な地形と風景を持っています。
西部は1,500メートルを超える高山がそびえており、山地および丘陵地が目立ちます。
その一方東部は平たんな土地が多くて農地開拓や宅地開発が早期から続けられてきました。
スイートコーンのような穀物の産地として知られています。
また酪農も有名。
牧歌的な雰囲気に包まれた畑地や牧場がいたるところに残っています。
芽室公園は、町民の間で大人気です。
訪れていただくと、よく手入れされた芝生や樹齢百年以上のカシワの大木が並ぶ原生林をお楽しみいただけます。
公園とカシワの巨木は、今世紀に入ってから芽室遺産の認定を受けています。
芽室町が町の花に指定しているのは、エゾムラサキツツジとミズバショウ。
芽室湿原に足を伸ばしていただくと、色鮮やかなミズバショウの花をたっぷりとお楽しみいただくことが可能です。
芽室町は、ゲートボールも発祥の地として記録されています。
町営の健康プラザでは、ゲートボールという娯楽が誕生するに至った契機を詳細な資料とともに公開しています。
このほか、新嵐山スカイパークも訪れていただく価値がある場所です。
展望台からの眺望はため息が出るほど素晴らしいです。
現在の芽室町で鉄道のご利用をご希望のときは、JRの根室本線をお使いになるとよいでしょう。
町内に駅は2ヵ所存在します。
路線バスに関しては、近距離への移動であれば十勝バスや北海道拓殖バスのご利用がおすすめです。
幹線道路については、道東自動車道や帯広広尾自動車道などにお乗り入れできるインターチェンジが町内に設置されています。
国道38号線も便利な車道です。
芽室町は、帯広市のベッドタウンとして発展してきました。
町内の人口は、北海道では珍しいことですが数十年の間、増加傾向にありました。
ただ近年は微減に転じており、2023年の調査の際は18,029人というデータが発表されています。
同年の高齢化率は30.4%。
全国平均値とあまり差がありません。
芽室町で介護施設へのご入居をお望みでしたら、グループホームがいちばん見つかりやすいでしょう。
そのほか公的な施設では特別養護老人ホームや介護老人保健施設が、民間の施設では住宅型有料老人ホームが見つかりやすいです。