海沿いの景色がとにかく秀逸。お散歩向きの場所でいっぱいです

奥尻郡の奥尻町は、北海道の最東端に位置する自治体です。
北海道本土から数十キロ離れた地点に浮かぶ奥尻島全土が、その町域です。
島全体が山林で覆われているのが地形上の最大の特徴でしょう。
このため集落などは、沿岸部に点在する形で発達してきました。
奥尻町は、今から四半世紀近く前に起こった北海道南西沖地震で甚大な被害を受けましたが、その後町民と行政が一丸となって再起に取り組みました。
その努力の甲斐あって、わずか5年で完全復興宣言を表明することに成功しています。
この期間に実施された防波堤建設などの耐震政策は、今世紀に入ってから何度も起こったスマトラ沖地震をきっかけに、これまでに世界各国から津波への対策の模範例として高い評価を受けています。
奥尻町は、天然の漁場に恵まれている町。
このため古くから漁業がさかんでした。
現在は、活きのよいウニやイカの水揚げ量が目立ちます。
町内にお住まいになるなら、こうした海の幸を思う存分召し上がっていただけることでしょう。
最近は観光客を対象に、アワビ狩り体験ツアーなどの企画が組まれており、順調に全国から申し込みを集めています。
奥尻町は、オホーツク文化が1,000年以上前から育まれてきた土地。
このため、町内ではこれまでに数々の遺跡が発見されてきました。
青苗砂丘遺跡などは、その最たる例でしょう。
神威脇温泉は、神威山のふもとに湧き出していることからその名がつきました。
山と同時に海にも近いため、漁港や日本海を見渡しながらお湯に浸かっていただける点が特色です。
この温泉を筆頭に、町内は素晴らしい眺望をお楽しみいただける場所が多く、観光業が近年おおいに盛り上がっています。
奥尻町では現在、町営のコミュニティバスと奥尻観光が手掛ける定期観光バスの2種類にご乗車できます。
幹線道路については、北海道道39号線・1158号線が有名。
島外への移動に関しては、空路と航路の両方をご利用できます。
奥尻空港では日本航空のサービスを、奥尻港ではハートランドフェリーのサービスをご利用可能です。
奥尻町の人口は現在、減少途上にあります。
2023年の調査後に、2,346人というデータが発表されました。
同年の高齢化率は41.5%でした。
現在の奥尻町で介護施設をお探しになるなら、特別養護老人ホームなどへのご入居が考えられます。
最近は、要介護度のほか健康の状態などに合わせてご入居者のために最適なケアを提供することを目標としている施設が増加中です。