最新の設備が整った新しい介護施設もオープンする注目の副都心
札幌市の北東端に位置する厚別区。
約四半世紀前まで白石区の一部でした。
JR新札幌駅を中心とした札幌新副都心と、大型の市営団地で区域の大半がカバーされています。
札幌新副都心は、スタートからしばらくの間は伸び悩んだ時期もありましたが、その後は少しずつ規模を拡大していき、今ではあらゆる商業施設や公共の施設が集中するエリアに成長しています。
このエリアで暮らす場合は、辺境の地域では想像もつかないくらい便利な生活を営めます。
買い物で不自由する恐れはまずありませんし、エンターテインメントも充実しており、刺激が足りなくて退屈する可能性もゼロに近いといえます。
交通機関に視点を移しても、特に懸念材料は見つかりません。
JRの函館本線や千歳線、市営地下鉄の東西線などに乗車できます。
高速道路には札幌南インターチェンジから入れますが、それ以外にも大きな幹線道路が近くにたくさん走っています。
バスやタクシーについても、民間の大手業者が何社も進出しており、いつでもかなり自由に各地に出かけられるはずです。
札幌市全体の人口は、21世紀に入ってからも(勢いは落ちていますが)伸び続けています。
厚別区については、この10年くらいはあまり変化がありません。
増えている年もあるものの、その人数はごくわずかです。
厚別区の高齢化率は、2023年に33.4%に達しました。
札幌市の中では中くらいの数字ではあるものの、市の平均値よりは多少高めとなっています。
区内の要介護認定者は、5,000名を超えています。
これは市内ではかなり低い割合です。
しかし市内の団地の住民の高齢化が今度確実に進んでいくため、要介護認定率はどんどん上昇していく可能性が高いでしょう。
厚別区はかなり狭いエリアですから、老人ホームや高齢者専用住宅の数は多いとはいえません。
ただし、新規の建造計画は以前から何回も持ち上がっており、近い将来に施設が増える可能性はかなり高いといえます。
実際に、最新式の設備とベテランのスタッフに恵まれた新しい介護施設がこの1~2年を振り返っても数軒オープンしています。
費用についても、月額の負担が13万円前後で間に合う施設が最近頻繁に入居者を募集しています。