ホワイトアスパラや、中山峠スキー場で知られている町

北海道の南西部に位置する、喜茂別町。
西側で、同じ虻田郡に属する京極町・留寿都村・真狩村に囲まれています。
東側で隣接しているのは、札幌市と伊達市です。
町域の大半が山間部で、市街地は南部を中心に細長く延びています。
2016年の10月に、開町100周年を記念する式典を開催しました。
喜茂別町の経済は主に農業で成り立っています。
アスパラガスの出荷が多く、その中でもホワイトアスパラは高級食材として各地で活用されてきました。
また、あげいもも町の名産品として有名です。
喜茂別町内に、広大な支笏洞爺国立公園と重なる地域があります。
北西部にそびえる羊蹄山などがまさにその一角。
羊蹄山は、蝦夷富士と呼ばれて昔からその美しさが称賛の的となってきました。
山麓では豊富な湧き水が出ています。
また、希少価値を持つ高山独特の植物の繁茂地として有名です。
羊蹄山の近くには、似たような外観を持つ尻別岳もあります。
この山も登山客がよく訪れます。
虻田郡は世界的に知られているスキー場がある地域ですが、喜茂別町もその例外ではありません。
中山峠のスキー場は、札幌市から1時間程度で到着可能で交通の便のよさが評価されてきました。
積雪量が多いため現在は期間を絞って運営されています。
春の時期は、スキーと同時に焼肉・バーベキューを楽しんでいただけるようになっています。
中山峠にはもう1ヵ所、名所があります。
中山峠写真の森美術館は、2005年に開館したばかりでまだ設備などが新しいのが特長。
写真の豊富さでは申し分ありません。
最近はイベントの会場としても使われるようになりました。
喜茂別町は現在、鉄道が開通していません。
そのため町民は、車両による通行に慣れています。
路線バスに関しては、道南バスのサービスをご利用いただけます。
幹線道路については国道230号線・276号線や北海道道695号線・696号線などが、通行量が多くて便利な車道でしょう。
喜茂別町の人口は、昭和の中ごろから減少しているところです。
2023年の時点で、1,988人という集計結果が発表されています。
高齢化率については同年に、38.8%というデータが公開されました。
喜茂別町で今から介護施設をお探しになる場合は、特別養護老人ホームなどへの入居が考えられます。
基本的に、入居者の自主性を尊重した施設づくりが目立つ地域となっています。
なお札幌市と隣接している地域ですから、札幌市内の施設に目を向けていただくことも必要となるでしょう。