JR、地下鉄、市バス…と交通アクセスの良い介護施設が多数

中村区は名古屋市にある16の行政区の一つで、名古屋駅の西口周辺にある地区。
都心環状線などの名古屋高速道路は通っていますが、区内に一般国道はありません。
しかし、JR東海の東海道新幹線や関西本線、名古屋鉄道の名古屋本線、そして名古屋市営地下鉄の東山線があり、バスも名古屋市営バスや名鉄バスなどが走っているため、交通アクセスは豊富です。
中村区の人口の数値を見ると、2023年には総人口約13.4万人、その中で65歳以上の人口は約3.5万人。
高齢化率は26.07%で、4人に1人は高齢者となっています。
中村区も高い高齢化率を抱え、高齢者に合わせた福祉サービスや介護施設の確保が課題のようです。
そのような状況において、中村区は名古屋市と共にさまざまな高齢者福祉サービスを施行。
その一つとして「中区いきいき支援センター」を設置し、地域を包括的に支援。
福祉用具の貸与や、生活相談及びサービスの紹介などをしています。
また、「はいかい高齢者おかえり支援事業 」を設立。
ボランティアサポーターに協力を仰ぎ、徘徊で居場所が分からなくなった高齢者の迅速な発見を目指しているのです。
中村区も他の市町村同様、介護施設の確保に努めていますが、区内の特別養護老人ホームはどこも満床です。
待機者も数百名にのぼるので、介護度などの優先条件が満たせない方の早急な入居は難しいでしょう。
「施設での介護がすぐに必要」という方は介護老人保健施設や介護付き有料老人ホームなどが行っているショートステイを利用するのも一つの手段です。
有料老人ホームと聞くと、やはり気になるのは料金だと思いますが、最近は高額なプランだけでなく低価格プランもあるので、以前よりは入居しやすくなっています。
特に住宅型有料老人ホームなら、入居時の費用が10万円未満。
毎月の利用料も15万円未満というプランも。
介護サービスが別途加算なので介護度が高い方は合計費用が割高になるかもしれませんが、完全個室で食事や軽掃除などの基本サービスは付いていますので、家事が辛い方にはおすすめです。
また「介護施設に入るほどではないが、一人暮らしは不安…」という方には高齢者住宅もあります。
月額利用料に食事も含まれ、24時間体制でスタッフもいますので安心です。
月額利用料も10万円くらいからありますので、金銭的にも無理のない入居が出来ます。
それぞれの施設にメリットとデメリットがありますので、いろんなタイプの介護施設に相談してみてください。
ケアマネージャーにいくつか施設を紹介してもらい、直接見学に行くのも良いでしょう。