三大都市・名古屋の中心だけに、高額な費用が必要な介護施設がちらほら

名前の通り、名古屋市のほぼ中央部を占めるスペースを所有する中区。
市内でも特に面積が狭いエリアですが、名古屋市役所や愛知県庁など、名古屋市・愛知県の中枢を背負う機関が集中しています。
国の出先機関もかなり建てられてきました。
政治や行政だけではなく、経済上も数々の企業が進出しており、重要な立場にあります。
名古屋城をはじめとした文化財・観光スポットの量も並大抵のものではありません。
学校や教育機関の数も多く、文教地区といった一面もあります。
商業施設やインフラは申し分なく整備されており、生活拠点を置いた場合に困る可能性はほとんどないでしょう。
車で移動する場合は、名古屋高速道路をはじめ、便利な道路をすぐ利用できる立地となっています。
鉄道に乗るなら、近場に行くときは名城線や桜通線他、市営地下鉄を何本も利用できますし、遠くに行くなら名古屋本線や中央本線、さらに東海道本線を使うことがおすすめです。
名古屋市内の人口は現在もまだ増加を続けています。
中区については、住宅地が密集しているようなエリアではないことから20世紀末に入るとゆるやかに減っていました。
しかし2000年代に入ると少しずつ増加を繰り返すようになり、現在も増えているところです。
それでも人口密集地帯ではないこともあり、高齢化率が顕著なエリアではありません。
2023年の調査では18.58%となっていますが、これは全国平均の29.1%と比較してもかなり低いほうであるといえるでしょう。
中区は、狭いエリアですから老人ホームや高齢者専用住宅なども特に多いわけではありません。
特に行政が関与する施設はまだ少数です。
しかしグループホームについてはかなり増えています。
そして民間の有料老人ホームなども同様に多くなりました。
安い施設が目立つわけではないものの、よくチェックすれば月額使用料が10万円台に収まる可能性がある施設も混ざっていることがわかります。
中区の施設はいずれも駅や商業地区から近く、どこへ行くにしても時間がかからない点が魅力でしょう。
もちろん、家族に会いにきてもらいたいときも便利です。
また、建物が大きく豪勢な施設が目立つ点も特徴です。