急激に高齢化が加速。老人ホームも急ピッチで増設中

横浜区内の中でも特に人が多いと言われている南区。
2023年の人口は19万8,745人、高齢化率は27.0%となっています。
そもそもは横浜市の中でも最大の人口を誇り、神奈川県有数の生活拠点でもあった中区であった地域。
大きくなりすぎた区が分断する際に、南側にあったことから南区と命名されました。
区の中央部分を京浜急行電鉄、鎌倉街道と並行して横浜市営地下鉄ブルーラインが走り、市内はもちろんのこと東京都内へのアクセスも良好。
さまざまな地域で働く人が集う変わった土地柄でもあります。
幹線道路周辺では開発が盛ん。
高層ビルなども積極的に建設されている一方で、少し離れたところは閑静な住宅街が立ち並んでいます。
最大の人口密度であることから、若者やファミリー層が多いかと言うとそうではありません。
古くからの住民が多く、昨今では高齢化が加速。
平均年齢は2024年の調査では48.1歳。
また、高齢者数は2023年時点では5万3,616人でした。
このことから、福祉対策が急がれている地域。
区でも専用の窓口を設置するなど、対策に追われています。
実際に実装されている福祉サービスも多く、敬老特別乗車証(敬老パス)を配布。
70歳以上のご高齢者さまの収入に応じて交通料金が割引になるという便利なパスポートです。
また、インフルエンザの時期にはご高齢者さま向けに優先的に予防接種をする事業なども行っています。
ほかにも介護が必要になった場合の助成金だけでなく、在宅で介護をしているご家族に対する支援なども積極的に展開。
他地域と比べてまだ劣っている部分もありますが、今後さらに手厚い高齢者向けサービスの展開が期待できる地域でもあります。
そんな南区の有料老人ホームは高齢者数が多いだけに充実。
複数の施設やサービス形態から選ぶことができます。
人口が多く交通アクセスも良いことから高額な施設が多いのでは……と思われがちですが、実際には負担の少ないところが多数。
ほかの地域では初期入居費用が1千万円程度かかりそうな設備の有料老人ホームであっても数百万円で入居できる施設も。
グループホームなども手厚い介護ケアサービスながらも入居費0円で月々も10万円程度の施設もあるほど。
予算内でいくつかの施設を十分に比較検討できるでしょう。
これからも高齢化が進んで行く地域ですから、新しい施設も増えていくはずです。