若草大橋が完成して、北岸への移動が便利になりました

千葉県の北端に位置する、印旛郡栄町。
成田市と印西市に南側を囲まれています。
茨城県との境界線となっている利根川の向こう岸に広がるのは、北相馬郡利根町と稲敷郡河内町です。
町内の大半が平坦な土地で占められています。
利根川のほか印旛沼や将監川のような豊かな水源に恵まれていたため、古くから稲作地帯として使われてきました。
町内の東端は下総台地のため例外的に海抜が高く、森林や畑地、ゴルフ関係の施設などが広がっています。
20世紀に入ると徐々に工業の誘致などが繰り返し行われたため、現在は食品関係の工場が一部にみられます。
栄町は古くから定住者がいた地域で、寺社仏閣などは多く建立されてきました。
龍角寺は、関東全域で見てもとびきり長い歴史を持つ寺院として知られています。
7世紀のものと鑑定された伽藍跡が発見されており、当時の史書にもはっきりとした記述が残されているほどです。
この寺の付近は古墳群が多く見つかった場所でもあり、小型のものを含めると現在までに100基を超えるさまざまな古墳が発掘されてきました。
栄町は、成田市との結びつきがとても強い自治体です。
成田市との境界線上に建てられている県立房総のむらは、かつての生活習慣を体験できるサービスを提供している特殊な博物館です。
栄町で鉄道を用いたお出かけをお求めの場合は、JRの安食駅に足を運んでいただくとよいでしょう。
成田線をご利用できます。
路線バスに関しては、千葉交通と町営のコミュニティバスをお使いいただけます。
これらのバスを使うと、JRの成田駅やイオンモール成田のような成田市内の要所に直行していただくことが可能です。
幹線道路に関しては、国道356号線にお乗り入れできるバイパスが1ヶ所あります。
また2006年に、若草大橋有料道路が開通したため北岸の茨城方面に快適にお出かけできるようになりました。
栄町は、1980年代にベッドタウンとして急速に発展しました。
たった10年で、人口が2倍を超えたほどです。
その後、時代が平成に入ってからピークを迎えました。
2023年の調査では、1万9,933人という集計結果が残されています。
同年の高齢化率は41.3%を記録し、これは全国的に見ても高い水準です。
昨今の栄町で介護施設へのご入居をご検討中でしたら、グループホームを中心に介護老人保健施設・特別養護老人ホームなどが見つかる可能性が高いでしょう。
健康診断や持病のご相談については、町内の中心市街地に位置する北総栄病院などが便利でしょう。