安価で、アクセスしやすいサービス付き高齢者向け住宅があります
そのおかげで、駅前の広場の改修や跨線橋の架け替えなどの工事が数年がかりで行われました。もともと洋風の外観で有名だった駅ですが、レンガなどの質感を活かした瀟洒な雰囲気がより強調される結果になりました。
土崎駅の周辺は、かなり発達した市街地となっています。一般的な住宅が密集した地域がほとんどですが、公共の施設などは比較的多いでしょうか。雄物川に近づくと、川岸に沿って大企業の事業用地などが続いている風景を一望できます。
土崎駅の近くに敷かれた幹線道路といえば、真っ先に思い浮かぶのは国道7号線および県道161号線でしょう。路線バスについては、駅前と駅の近くの沿道に2ヶ所用意されています。系統はわりと多いですが、運行元となっているのは秋田中央交通1社です。
土崎駅は、JRの奥羽本線の管内にある駅です。市内の玄関口となっている秋田駅は、間に貨物駅を挟むものの旅客駅だけで数えるなら隣駅ということになります。この隣駅では、羽越本線や秋田新幹線に乗り換えできます。
そして反対方向に2区間進むと、追分駅に着きます。この駅は、男鹿線への中継地点という役割を果たしてきました。この2駅を除くと乗換場所は距離が離れてしまいますが、五能線と接続している東能代駅や田沢湖線とのつながりが深い大曲駅などが、乗り換え先としてときおり選ばれています。
土崎駅の利用率は、2000年代の前半は低下していました。その後は横ばいに転じていますが、完全に低下が止まったわけではありません。1日あたりの乗客数は、2003年を最後に2400人以下に落ちています。2014年は今世紀で初めての2200人以下を記録しました。
土崎駅の近隣は、介護施設がたっぷりある地域だとはまだいえない状況です。それでも、今は駅から1キロくらいの範囲ですぐに施設を数軒なら見つけることができますから、ひと昔前と比べればだいぶ進歩しています。
この地域に進出している施設のタイプは、サービス付き高齢者向け住宅が中心です。入居コストについては非常にリーズナブルで、入居一時金がまったくないケースや月額使用料が10万円未満というケースがまったく珍しくないくらいです。