サ高住やグループホームなどで10万円前後で利用可能な介護施設が

2006年に山本郡から二ツ井町を合併した能代市。
約四半世紀前からバスケットボールをモチーフにした街づくり事業を進めており、今では全国にその名をとどろかせるまでになりました。
「風の松原」や「能代温泉」といった観光スポットや「七座神社」や「多宝院」寺社仏閣や史跡が散在しており、散策していて飽きない土地柄です。
「能代港まつり花火大会」や「能代役七夕」のような動員数が常時多いイベントが1年を通して絶えず開催されています。
市外に出ずに利用できる鉄道は、JRの奥羽本線と五能線しかありません。
しかし幹線道路が10本以上通り抜けている土地であることから、乗用車に依存した移動の快適さが光ります。
高速道路である秋田自動車道となるとインターチェンジが市内に3ヶ所設置されており、さらに使いやすさが引き立ちます。
そして現在、二ツ井今泉道路の工事が進んでいるため、完了すれば各方面への移動がいっそう簡単になることでしょう。
市内のバスといえば、秋北バス・秋北タクシー・第一観光バスが独占していますが、コミュニティバスである「はまなす号」も高齢者を中心にシェアを確保しています。
ちなみに市内で乗れる高速バスを使うと、秋田市のほか仙台や池袋に直行することが可能です。
市内の人口は1980年代に入ってから低下の一途をたどっています。1980年代後半に7万人を割り、2000年代後半には5万人を割り、2023年の調査では4万9,353人となっています。
市内の高齢化率は2023年の調査で41.6%を記録しています。
高齢化の原因はひとつやふたつではありませんが、長年の人口低下が一因となっていることは間違いありません。
市当局はその点では抜かりなく準備を進めてきました。
特別養護老人ホーム・老人保健施設・療養病床といった代表的な公営の介護施設は、数が多いとは言えないもののサービスの提供内容に関しては総じて大健闘を見せています。
それ以外の施設をチェックすると、サービス付き高齢者向け住宅とグループホームの数の多さはひと目で確認できます。
特にこれらの施設はコストの点で評判が高く、月々の出費を10万円前後で収められるケースがよくあるという醍醐味があります。
介護付き有料老人ホームはまだ市内では少数にとどまっていますが、すでに開業している施設については早くから評判がよく、近い将来にはもっと声望が高い施設に成長している可能性が高いです。