秋田市金足地区の中心地で、駅前は少しにぎやかです
追分駅は、東西どちらに関してもまっすぐに進むとじきに自然が色濃く残る一帯に突入するという共通点があります。西側は、日本海に面した緑地が広がっており、その周縁に秋田県立大のキャンパスや秋田県自治研修所のような設備が固まっています。東側は、秋田県立小泉潟公園を中心に、文化・スポーツ施設などが固まっています。
追分駅の近くで幹線道路を探すと、国道7号線と県道157号線に近いことがやがて判明します。駅の目の前につくられたバス停留所には、秋田中央交通の路線バスが乗り入れています。
追分駅は、JRの奥羽本線と男鹿線が交差する駅です。奥羽本線の管内で見ると、県内で最大の駅といえば秋田駅が思い浮かびますが、追分駅と秋田駅は3区間しか離れていません。秋田駅は、羽越本線と秋田新幹線への乗り換え場所として有名です。
秋田駅を除外すると、近くに(旅客駅としての)乗り換え場所は見当たりませんが、40キロ以上離れた東能代駅まで行くと、五能線に乗り継ぎできます。男鹿線の管内には特に乗り換え場所はありませんが、男鹿市および潟上市のどこかに用件があるときは使いやすい路線となります。
追分駅は、周囲に文教施設が立ち並ぶことから、朝や夕刻になると人の出入りが活発になります。しかし駅の利用率については、今世紀に入ってから年々低下しています。1日ごとの乗客数を計算すると、2005年を最後に2000人以下に落ちています。2010年ごろは横ばい気味になっていたのですが、2014年には初めて1800人未満に落ちました。
追分駅の近くで介護施設を探すなら、最初のうちから遠く離れたところまでターゲットに含めたほうがよいでしょう。駅の近くには便利な一角がありますが、定員に余裕がある施設を発見することは簡単ではありません。
駅から4~7キロくらい離れてしまうと、タクシーやマイカーなどの利用が必須となりますが、それくらいの場所にある施設のほうが、入居の可能性が現実的になります。種類の種別で見るなら、サービス付き高齢者向け住宅・グループホームなどの種類に関心を持つことが建設的でしょう。