由利本荘市の中心エリア。グループホームなどが多いです

羽後本荘駅は、由利本荘市を代表する駅としばしば呼ばれています。この自治体が成立したのは2005年とごく最近のことですが、羽後本荘駅は旧本荘市の中心地区に置かれた駅であり、現在も市役所をはじめ数々の市政および市の経済活動などを担う施設に取り囲まれるように所在しています。
羽後本荘駅の周囲には幹線道路がたくさん走っています。国道だけでも7号線・105号線・107号線・108号線と近接しています。県道については9号線・10号線・165号線への乗り入れが容易な場所にあります。駅前から乗り降りできる路線バスは、羽後交通および市営のコミュニティバスで構成されています。2013年からは、仙台などへ向かう高速バスの乗り入れが開始されました。
羽後本荘駅は、JRの羽後本線と由利高原鉄道の鳥海山ろく線が交差する駅です。羽後本線については、いちばん近い乗り継ぎ場所は終着駅である秋田駅でしょう。秋田駅では奥羽本線と男鹿線、それから秋田新幹線です。
反対方向については、いちばん近い(旅客駅の)乗り換え場所は余目駅でしょう。余目駅は陸羽西線への乗り継ぎが実現します。鳥海山ろく線については、市内だけを走行する路線です。
羽後本荘駅の利用率は、21世紀に入ってからだんだんと低下しています。1日ごとの乗客数を調べると2001年以後はまったく2000人を超えた年がありません。2008年に1500人以下に落ちており、2014年には今世紀初の1300人未満を記録しました。
羽後本荘駅の周囲は、少子高齢化の進行速度は遅い地域だとは決していえません。そのため、施設は駅から見て各方向に新設されています。駅を離れてから5キロ以内で探すと、持ち味が異なる施設がいろいろと出てくるはずです(もっとも、駅から徒歩10分以内で行けるような立地条件が優れた施設となるとかなり少ないですが)。
施設の種別については、グループホームが群を抜いて多いです。認知症がはじまっている高齢者には朗報でしょう。それ以外であれば、サービス付き高齢者向け住宅やケアハウスなどを発見できます。これらの施設に共通しているのは、一部の例外を除き入居料金が安いこと。月額使用料が10万を超えない施設や入居一時金が0円に設定されている施設が多数派となっているくらいです。