ハタハタを用いた郷土料理が、昔から人気を博してきました

秋田県の北西端に位置する、山本郡八峰町。
2006年の3月に、旧山本郡八森町・峰浜村が合併して誕生したばかりです。
当初は違う名前を新たに採用する計画が進められていましたが、ふたつの自治体の頭文字を用いた名前が最後に採用されています。
北端は青森県(西津軽郡深浦町・鯵ヶ沢町)に面しています。
北東の地域は山本郡藤里町と、北西から南部にかけての地域は能代市と接しています。
西側は日本海に面した海岸です。
町内のおよそ80%が、緑が濃く生い茂る山林地帯(真瀬岳、薬師山、母谷山といった山が有名です)。
人口のほとんどが、南東の低地に集中しています。
西側に海岸が続いていることから漁業が盛んで、ハタハタの水揚げ量が以前から多いエリアです。
ハタハタ寿司、しょっつるといった郷土料理において、欠かせない食材として長年使われてきました。
近年は新たな特産品を目指して白神アワビの養殖が推進されています。
漁業・農業を体験できる形式の、新たな観光サービスが推奨されており、だんだんと観光客が増えている段階です。
海水浴場もつくられており、砂浜が印象的な岩舘海水浴場はとくに有名です。
町内には現在、八森岩舘県立自然公園と秋田白神県立自然公園と2ヵ所の国立公園があります。
山間部周辺には温泉が湧き出しているところがいくつかあるため、その周囲は景勝地として発展してきました。
祭事やイベントについては、毎年8月に行われる神輿を担ぎながら滝の中に入るという珍しい行事が注目の白瀑神社の例大祭や海岸から数百メートル離れた島の中で花火を盛大に打ち上げる雄島花火大会がよく知られています。
町内を走る鉄道は、JRの五能線。
7ヵ所の駅をご利用いただけます。
バスやタクシーについては、国際興業グループに属する秋北バス・秋北タクシーのサービスをお使いになるとよいでしょう。
八峰町の人口は、以前から減少傾向にあります。
1990年代半ばまでは10,000人以上を維持していました。
2023年の調査では、6,473人という結果が発表されています。
町内の高齢化率は上がっており、2023年の段階で48.0%と45%を超えていることが公表されました。
現在、グループホームや特別養護老人ホームがよく入居者を募集しています。
その他、住宅型有料老人ホームにご入居していただく機会も増えています。