秋田駅の隣駅の近くが、便利であると同時に住みやすい地域に

駅の周囲は静かな住宅地が多いですが、商店街や金融機関などの支店が集まった一角もあって利便性に富んでいます。最近は全国的なチェーン店なども少しずつ増えており、以前と比べて街の風景が変化しています。
駅に近い幹線道路を探すなら、国道13号線や県道162号線などが数百メートル離れた位置を通っていることがすぐにわかります。バスに関しては秋田中央交通が複数の路線を運行しています。
羽後牛島駅は、JRの羽越本線に属する駅。すぐ隣が終着駅である秋田駅です。秋田駅では奥羽本線や男鹿線、そして秋田新幹線への乗り継ぎを実現できます。秋田駅以外の乗り換え先を探すなら、少し時間をかける必要があります。40キロくらい離れた場所にある羽後本荘駅まで行くと、由利高原鉄道の鳥海山ろく線に乗り換えできます。さらに70キロ以上進むと、余目駅が見えてきます。余目駅では陸羽西線と接続しています。
羽後牛島駅の利用率は、少しずつ下降線をたどっています。1日平均の乗客数を確認すると、2003年以後は800人を下回っています。その後2011年には700人未満を記録しました。2013年にはまた700人を超えたものの、翌年は再度600人台に落ちています。
秋田市は、全国の県庁所在地の中でも少子高齢化の進行が急激な都市に数えられています。2014年に、「消滅可能性都市」の指定を受けたことはまだ記憶に新しいところ。秋田市は、比較的時間をかけずにスタートできるサービスについてはすでにいろいろな形で取り組んでいます。「高齢者コインバス事業」「除雪作業の代行サービス」などがそのよい例でしょうか。
ただし介護施設の増設に関しては時間や費用を必要とします。羽後牛島駅の周辺で探したい場合も、なるべく広い範囲を、たとえば6~7キロくらいの範囲を設定して探していくことが大切です(ただし、数百メートル~1キロといった近場で見つけられるチャンスも多少ありますが)。
もちろんいいことだってあります。特に好意的な意見が多いのは、どこの施設も平均して費用がかからないこと。介護付き有料老人ホームの場合はたまに高めの料金を徴収する例がありますが、ほとんどの場合入居一時金と月額使用料を合算したときに30万円以内で間に合います。とても安いときは、15万円以内で済むことすらあります。