【1/16更新】有料老人ホームを新庄駅から探す

「夢」と「エリア」を掛け合わせた造語「ゆめりあ」のニックネームを持つことで、現地では有名な新庄駅。最上地方の自治体や有力事業者が共同で資金や人材などを提供して、駅舎においてさまざまな共有スペースを登場させました。観光案内所や飲食店といった一般的なものから、イベント会場や博物館といった通常の駅構内では少ない設備までそろっています。

駅の周辺は、市役所や最上総合市庁といった代表的な公的機関がたくさん集まっています。もともと自然が豊かな土地だったため、少し移動すると最上中央公園のような緑あふれる公園にアクセスできます。高齢者にとっては、山形県立新庄病院が駅の近所で営業していることは頼もしいポイントでしょう。

新庄駅は、駅前に広大な無料駐車場と隣接しています。この駐車場は国道13号線と面していてたいへんに便利。バスの運行もさかんで、駅前の乗り場には山交バスや新庄市・鮭川村の公営のコミュニティバスが乗り入れを実施しています。

新庄駅は、JRの在来線・新幹線が計4種類乗り入れる駅です。奥羽本線に関しては、近くにあまり乗り換え場所はありません。ただし横手駅・大曲駅まで行くとそれぞれ北上線・田沢湖線などに乗り換えできます。陸羽西線に関しては、最寄りの乗り換え場所は余目駅でしょう。この駅は羽越本線と接続しています。陸羽東線となると、乗り換え場所は終着駅側に限られます。その小牛田駅では東北本線・気仙沼線・石巻線に乗り換え可能です。

新庄駅の利用率は年々低下している状態です。1日平均の乗客数は、2004年を最後に2000人未満に落ちています。2010年以降は、1回を除いて毎年1600人以下となっており、やや横ばい気味に変わっているとはいえまだ減少が止まる見込みは感じられません。

新庄駅の近くで介護施設を探したいなら、駅から2～3キロの間を最初のねらい目とするとよいかもしれません。それより近い範囲となると、競争率が高まる上に軒数がかなり少なめになります。3キロ以内で探しても足りないなら、5キロ、あるいは10キロといった具合に距離を広げていくとよいでしょう。

民営の施設のタイプに注目すると、圧倒的に多いのはグループホームであることがわかります。ただし介護付き有料老人ホームのようなそれ以外の施設に入れるチャンスだってゼロではありませんが。入居料金は安いところが中心ですから、月額使用料が15万円以内である確率はとても高いでしょう。