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女性が2人でケアハウスのメリットとデメリットについて考えている

【特徴がわかる】ケアハウスとは?入居条件や費用・軽費老人ホームとの違い

自宅での生活が困難な方を対象とし、他の施設より安価なケアハウス。

しかし、「ケアハウスのサービス内容は?」「入居条件は?」など、ケアハウスに関する疑問はたくさんありますよね。

この記事では、ケアハウスの特徴や入居条件、費用の目安について紹介します。

さらに、ケアハウスのメリット・デメリット、入居手続き方法も紹介していますので、ケアハウスの入居を検討されている方は、ぜひ活用してみてください。

ケアハウスとは

ケアハウスとは、自宅での生活が困難な方が、食事や洗濯などの生活支援サービスを受けながら生活できる施設です。

軽費老人ホームC型とも呼ばれ、助成制度があるので低所得の高齢者も入居できます。年齢60歳以上の方を入居対象とし、身寄りがなく一人暮らしをしている方、老衰により身体機能が低下している方などに適した施設です。

ケアハウスの特徴

「みんなの介護」イメージキャラクター”うめ”
要介護認定を受けていない「自立」の方でも入居が可能なんですね!

ケアハウスは軽費老人ホームの1つ

軽費老人ホームはA型・B型・C型の3種類あります。C型がケアハウスにあたり、ケアハウスは自立型と介護型に分けられます。以下の表で比較しました。

軽費老人ホームの種類別の特徴
  A型 B型 都市型 C型
(ケアハウス)
一般型 介護型
食事提供 ケアハウスでは食事提供のサービスがある ケアハウスでは食事提供のサービスはない ケアハウスでは食事提供のサービスがある ケアハウスでは食事提供のサービスがある ケアハウスでは食事提供のサービスがある
介護
サービス
ケアハウスでは介護サービスの提供はない ケアハウスでは介護サービスの提供はない ケアハウスでは介護サービスの提供はない ケアハウスでは介護サービスの提供はない ケアハウスでは介護サービスの提供がある
「みんなの介護」イメージキャラクター”うめ”
ケアハウスの一般型は介護サービスが提供されないんですね。
入居相談員 山本
はい。ケアハウスは一般型と介護型で介護サービスの提供の有無が異なります。

介護型は施設内で介護サービスが提供されますが、一般型は介護が必要になった場合、外部のサービスを利用します。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

なお、2008年からは、A型とB型が順次ケアハウスに建て替えていくことが制度で決まりました。そのためケアハウスの数は増えていき、今後利用も増えていく見込みです。

比較的安価で入居できるのが特徴

ケアハウスには一般型と介護型があり、どちらも比較的低めの料金で利用できます。

所得に応じて料金が減額される補助もあり、収入が少ない方でも利用が可能です。

都市型軽費老人ホームとは

介護度の重い入居者を世話する介護士のイメージイラスト

都市型軽費老人ホームは身体機能の低下で、1人暮らしを続けることが不安な方を対象とした施設です。
同じ軽費老人ホームですが、都市型は大都市圏のみの設立です。

都市型軽費老人ホームが誕生したのは、都市部の土地代が高いためです。

土地代が高いので、ケアハウスの特徴である低額でサービスの利用を続けることは困難でした。

そこで東京都は、ケアハウスの居住面積や設備などの基準を低くして、生活保護受給者でも入居できる費用を設定しました。

「みんなの介護」イメージキャラクター”こんぶ”
都市型軽費老人ホームは、安価な費用で利用が可能なんですね!

従来のケアハウスでは入居一時金が必要ですが、都市型は不要です。入居者への24時間見守りサービスがあり、必要に応じて外部の介護サービスが利用できるなど、提供するサービスは充実しています。

ケアハウスの種類

ケアハウスは一般型と介護型の2種類に分類されています。
以下で詳しく解説していきます。

一般型(自立型)ケアハウス

一般型ケアハウスは、一人暮らしの生活に不安がある60歳以上の高齢者が入居できる高齢者向け施設です。

施設によって違いはありますが、提供されるサービスの内容には掃除、洗濯などの生活支援サービスや、食事の提供、緊急時の対応などが含まれます。

なお、一般型のケアハウスには介護サービスが常設されていません。

一般型(自立型)のケアハウスで介護サービスを利用する場合は、訪問介護や訪問看護、デイサービスなど外部の在宅サービスの利用が必要です。

入居相談員 山本
介護度が軽い場合は、外部サービスを利用しながら住むことができます。

しかし、要介護3以上になると、別の介護施設や介護型ケアハウスに転居が必要になる場合もあるので注意してください。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

介護型ケアハウス

介護型ケアハウスは、介護保険法における『特定施設入居者生活介護』の指定を受けた施設で、スタッフにより介護サービスが提供されるのが特徴です。

入居できるのは、一人暮らしの生活に不安がある要介護度1以上の方。要介護度の重い寝たきりの方でも入居でき、施設のサービスによりリハビリを受けることも可能です。

一般型と同様のサービスに加え、食事や入浴、トイレなどの介助、機能訓練や通院の付き添いなどのサービスが受けられます。

こちらは要介護度が上がったとしても住み続けることができ、看取りまで行ってくれる施設もあります。

入居相談員 山本
介護型ケアハウスは、数が少ないために人気が集中し、入居待ちの時間が発生してしまう場合が少なくありません。

即入居を希望する方は施設数が多い介護付き有料老人ホームの検討をおすすめします。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

ケアハウスの入居条件

ケアハウスの入居条件は、一般型と介護型で異なっています。

ケアハウスの入居条件
  一般型 介護型
年齢 60歳以上 65歳以上
要介護度 自立~要介護 要介護
入居相談員 山本
一般型と介護型では「介護を提供しているか」という点が異なるため、入居条件も異なっています。

次の項目で詳しく解説していきます。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

介護型は「要介護1」以上が条件

介護型ケアハウスの入居条件は原則65歳以上、要介護1以上の方です。なお、軽度の認知症であれば入居可能です。

一般型の入居条件は60歳以上で要介護がなくても入居できるので、比較すると介護型の方が難易度は少し高いでしょう。

一般型で行われる食事、洗濯、掃除などの身の回りのサポートだけでなく、介護型は介護付きのサポートも受けることができます。施設スタッフによる介護サービスが提供されます。

一般型は「自立」している人が条件

一般型は60歳以上の自立〜要介護で、健康状態に問題はないが身寄りなどがおらず、自立した生活に不安があるという方を入居対象としています。

要介護度が重い場合は入居を断られる場合もあるので注意しましょう。なお、所得や資産に関する入居の制限はありません。

サービス内容は掃除や洗濯などの生活支援サービス、食事の提供などです。一般型で介護サービスを利用したい場合は、訪問介護、デイサービスなどの外部の介護サービスを利用できます。

「みんなの介護」イメージキャラクター”うめ”
一般型のケアハウスは、施設内で介護サービスが提供されないのがポイントですね。

介護度が上がると退去になることもある

ケアハウスの介護・看護・医療体制についてのイメージ

入居時には健康で自立した生活だったとしても、病気による長期的な入院、常時介護が必要になることもあります。そのような場合は、ケアハウスでの対応が難しくなるため、退去につながる可能性が高くなります。

また、医療措置が必要になったときも同じです。入居前に退去について、相談しておくと良いでしょう。

介護や医療体制が整っている施設は以下からお探しいただけます。

ケアハウスの人員体制

ケアハウスのサービス内容を疑問に思う入居者のイメージイラスト

ケアハウスの人員体制も一般型と介護型で異なります。一般型には介護スタッフはおらず、介護型は介護職員が常勤。詳しい人員について紹介します。

介護型は看護師の配置義務がある

以下はケアハウスの介護型の人員配置基準です。

介護型ケアハウスの人員配置
職種 基準
施設⻑
(管理者)
社会福祉⼠などの有資格者や、社会福祉事業に従事(2年以上)している者1名
⽣活相談員 要⽀援者と要介護者100⼈ごとに1名
看護職員・
介護職員
要⽀援者10⼈につき1名、要介護者3⼈につき1名
機能訓練
指導員
1名以上
計画作成
担当者
100⼈ごとに1名(要⽀援者と要介護者の合計)
「みんなの介護」イメージキャラクター”うめ”
介護型は、介護職員や看護職員の配置義務があるんですね!
生活相談員は何の役割があるんですか?
入居相談員 山本
生活相談員は社会福祉士や精神保健福祉士などの資格を保有したスタッフが、入居者やその家族の相談に対応します。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

一般型は介護サービスを提供するスタッフが勤務していない

一般型はあくまでも生活支援サービスを目的とした施設なため、介護サービスを提供する介護スタッフは勤務していません。
もし介護が必要となったら外部のサービスを受ける必要があります。

一般型の人員基準は施設長または管理者、生活相談員などとなります。

ケアハウスのサービス

ケアハウスの人員配置についてわかったところで、続いてケアハウスのサービスを紹介していきます。

介護・医療サービス

ケアハウスでは食事・入浴・排泄といった介助が受けられます。またリハビリや病院の付き添いなどの対応も可能です。1人で日常生活全般をこなしていくことに不安のある方にとっては、嬉しいサービスです。

しかし、ケアハウスの医療ケアは充実しているとは限らないため、常時医療ケアが必要な方には向いていないかもしれません。

ケアハウスの医療ケアについて以下の表でまとめました。

ケアハウスの医療ケア
医療機関との
連携
服薬管理 通院時の
送迎
医療機関との連携がある 服薬管理に対応している 通院時の送迎の有無は施設によって異なる

充実した対応

可能

施設によっては可

不可

入居相談員 山本
看護職員が常勤しているため、薬の飲み忘れや飲み間違いを防止する服薬管理、地域の医療機関との連携への対応が可能です。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

認知症ケア

認知症ケアを受ける入居者の

ケアハウスでは、グループホームのように認知症ケアの受け入れについては決まりがありません。

施設によって異なりますが、集団生活に支障がなければ基本的には受け入れてもらえます。

どのような症状がでているかにもよるので、各施設に事前に確認しましょう。

生活支援サービス

ケアハウスの食事は一般型、介護型ともに1日3回提供され、さらに掃除や洗濯などの日常生活を支援するサービスも提供されます。

施設ごとで内容や実施する回数などは異なりますが、アクティビティも行われ、入居者同士の交流も楽しめるでしょう。アクティビティは季節に関するイベント、運動行事、趣味を楽しむことなどがあります。

ケアハウスの費用

ケアハウスの料金の目安は以下の通りです。

ケアハウスの料金(目安)
入居一時金 月額利用料
0~30万円 7.5~12.4万円

ケアハウスは一般型・介護型どちらとも初期費用と月々の費用がかかります。ケアハウスの費用について詳しく紹介します。

入居時に「保証金」を支払う

入居一時金とされる初期費用、保証金は0〜30万円です。初期費用は介護型の方がやや高い場合が多い傾向にあります。

介護型の中には初期費用が無料な施設もあるので、できるだけ初期費用を抑えたい場合は無料の施設があるか探してみましょう。

入居相談員 山本
保証金は賃貸契約にある敷金のような役割を持っており、退去時に発生するクリーニング費などを差し引いて残った金額を返還します。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

月額利用料は「9.2~13.1万円」ほど

月々の費用の内訳は一般型・介護型どちらとも以下の通りです。

  • 居住費
  • 生活費
  • サービス提供費
  • 介護サービス費

介護サービス費は、一般型だと外部の介護サービスを利用した分だけ発生します。介護型は要介護度に応じた定額料金です。

月額利用料の平均はどちらとも9.2~13.1万円ですが、一般型は外部の介護サービスを利用する頻度が多ければ月々の料金も高くなることを頭に入れておきましょう。

「みんなの介護」イメージキャラクター”うめ”
一般型は、介護サービスをどれだけ利用するかで、月々の費用が変わってくるので気をつけます。

夫婦での入居を考えている方は、2人部屋の利用がおすすめ。1人1部屋では費用負担は大きくなるため、夫婦で2人部屋を選ぶと費用負担を減らせます。

さらに、ケアハウスは所得が低いほど減額する補助があるので、年金のみで入居可能な施設もあります。

ケアハウスのメリット・デメリット

ケアハウスの入居条件や費用について紹介してきました。続いて、ケアハウスのメリット・デメリットを紹介していきます。

活かしたい4つのメリット

プライバシーを確保できる

プライバシーの確保ができることを説明しているイメージイラスト

施設に入所し、いきなり共同生活を始めることに戸惑いを感じる方もいるかもしれません。

ケアハウスでは、入居者全員に個室が与えられるので、プライバシーを確保しながら安心して生活することができます。

多床室(相部屋)が多い特別養護老人ホーム、あるいは介護老人保健施設にはないメリットです。

さらに食事や入浴など、一日の流れのプログラムにそって生活する有料老人ホームとは異なり、生活上の自由度も高いです。

食事や洗濯などの生活支援サービスを受けながら、自宅での生活と同じような老後を送ることができます。

レクリエーションが多彩

レクリエーションが多彩なことを説明しているイメージイラスト

ケアハウスは個人のプライバシーが尊重されている一方で、入居者同士が交流できるレクリエーションなどが盛んに行われています。

共有スペースでは入居者同士が談話でき、囲碁や将棋などを楽しむこともできます。

レクリエーションは入居者同士の親睦を深めるだけでなく、心身機能の低下を防止する効果も大きいので積極的に取り組まれています。

ほかの介護施設と同様、ケアハウスでもカラオケやクイズ大会、塗り絵など、介護予防につながるさまざまな取り組みが行われています。

孤独を感じずに、充実した日々を送れるのは、ケアハウスの大きなメリットですね。

低価格でサポートを受けられる

ケアハウスは低価格でサポートが受けられることを説明するイメージイラスト

ケアハウスが人気の理由のひとつは、費用が安いということです。

一般型、介護型ともに、月額利用料が9.2~13.1万円万円程度と、ほかの施設に比べて比較的低く抑えることができます。
また、所得次第では事務費が軽減され、支払う月額利用料が安くなるので、低所得の方でも入居しやすいです。

介護型ケアハウスは介護度が重くなっても安心

介護型のケアハウスでは、一般型と違って介護サービスが施設で受けられるために、介護度が上がったとしても、そのまま入居し続けられるメリットがあります。

「みんなの介護」イメージキャラクター”うめ”
介護型では、身体状況が悪化しても、退去や転居の必要がないのは安心ですね。

つまり介護型ケアハウスは安定した老後を送るのに適した施設だと言えます。

注意したいデメリット

介護型は人気のため入居待ちが比較的長い

ケアハウスには入居待ちの期間が長いことを説明するイメージイラスト

ケアハウスは、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに比べると費用が安いこともあり人気があります。
そのため、特別養護老人ホームほどではありませんが、入居待ちをしなくてはならないことも。

待機期間として、短くて1ヵ月、長い場合は1年以上の待機期間を覚悟しなければなりません。

入居相談員 山本
ケアハウスに入居する際は、複数のケアハウスに申し込むことと、待機期間にほかの施設を視野に入れておくことも重要です。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

ほかの施設との違い

ケアハウスついて紹介したところで、ほかの施設と具体的にどのように違うのか比較します。

有料老人ホームとの違い

続いて、民間の有料老人ホームとケアハウスはどこが違っているのかを比較してみましょう。

以下は介護付き有料老人ホーム住宅型有料老人ホームとケアハウスを比較した表です。

ケアハウスと有料老人ホームの違い
  有料老人ホーム ケアハウス
介護付き 住宅型
運営事業者 民間企業および医療法人 社会福祉法人・医療法人・民間企業
サービス 施設が総合的に提供 外部の事業者が提供 食事や洗濯などの生活介護を提供
メリット 介護保険サービスは要介護度に
よって定額
介護サービスを複数事業者から、
必要に応じて選択可能
低料金で利用できる
デメリット 入居費用が高い 要介護度が上がると介護費用が
高くなる可能性がある
入居待ちが多い
入居一時金 0~1,380万円 0~380万円 0~30万円
月額利用料 14.5~29.8万円 8.8~19.1万円 7.5~12.4万円
「みんなの介護」イメージキャラクター”こんぶ”
一番注意が必要な部分はどこですか?
入居相談員 山本
ケアハウスと有料老人ホームで大きく違う点は、利用料金と運営事業者です。

ケアハウスは国や自治体から運営補助資金を供給され、主に社会福祉法人や医療法人などが事業主体となって経営している公的側面が強い介護施設のひとつです。
そのため、比較的安く利用することができます。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本
「みんなの介護」イメージキャラクター”こんぶ”
だから費用に違いがあるんですね!
入居相談員 山本
有料老人ホームは一般的に株式会社などの民間企業や医療法人が運営しているため、施設によって個性や特色が異なり、医療的ケアのレベルやササービスもさまざまです。

料金面ではケアハウスより少し高くなるのが一般的です。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

サービス内容の違い

ケアハウスでは、一般型ならば、食事の提供や掃除、洗濯など日常的な生活支援サービスが受けられ、介護型は生活支援サービスに加えて介護サービスが受けられます。

有料老人ホームの場合は「介護付き」「住宅型」の2タイプに分けられ、介護付きでは名前の通り常駐のスタッフによる介護サービスが受けられます。
住宅型で介護サービスを利用する際には、外部の事業者と契約します。

費用の違い

ケアハウスは、家庭環境や経済状況から独居生活が困難な高齢者向けの施設で、地方自治体や社会福祉法人が運営しているところが多いです。

入居一時金が0~30万で、月額利用料は9.2万~13.1万円と、介護施設の中でも料金は比較的低めに抑えられるのが特徴です。

「みんなの介護」イメージキャラクター”うめ”
ケアハウスはとにかく費用を抑えたい方向けの施設なんですね。

有料老人ホームは民間企業および医療法人が運営しているので、初期費用が0~580万円、月額利用料は9.6万~28.6万円と、費用負担がケアハウスよりもやや高いのが特徴です。

入居条件の違い

ケアハウスは、一般型・介護型ともに一人暮らしの生活に不安を抱える高齢者向けの施設で、一般型は60歳以上、介護型は原則65歳以上で要介護度1以上の方を対象にしています。

住宅型有料老人ホームは自立の方も、要介護者の方も入居対象です。
一方、介護付き有料老人ホームは要介護者の方のみが入所できる施設です。

サービス付き高齢者向け住宅との違い

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、自宅での生活に不安がある高齢者や軽度の要支援・要介護者を入居対象とする民間施設です。

ケアハウスとサ高住の違いは、ケアハウスが自治体などの助成金で運営され、運営事業者には社会福祉法人・医療法人などが多いのに対して、サ高住は主として民間事業者によって運営されている点です。

入居相談員 山本
近年は医療法人が病院併設で運営するサ高住も増えています。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

また、ケアハウスに比べてサ高住は入居難易度が低く、即入居しやすいという点も相違点です。

ケアハウスを検討している方におすすめの施設

ケアハウスは人気の施設のため、入居まで時間がかかることがあります。

また、民間の施設でも月々の費用がお得な施設やサービスが充実している施設もありますので、紹介していきます。

一人暮らしに不安を感じてきた方はサ高住

サ高住には介護職員が定期的に居室を巡回し、安否確認をする見守りサービスがあります。万が一、トラブルが起きても速やかに対応してもらえるので、1人暮らしの方も安心できます。

さらに生活相談サービスもあり、買い物代行や病院の付き添いなど、入居者の生活を支えます。必要に応じて緊急時対応、食事提供サービスなども受けられます。

入居相談員 山本
一般型のサ高住は賃貸住宅のくくりになるため、施設内で介護サービスは提供されません。

そのため、介護が必要になった場合は、外部のサービスを利用します。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

将来の介護に備えたい方は住宅型有料老人ホーム

住宅型は、ケアハウスと比べてサービスが充実しています。多くの施設ではバリアフリーで、スロープや手すりなどが設置され、入居者が安全に暮らせる環境を整えています。

またレクリエーションやイベントを盛んに実施。入居者同士のコミュニケーションの場として活用することも可能です。

「みんなの介護」イメージキャラクター”うめ”
イベントなどを楽しみながら、充実した老後を過ごすことができそうですね!

基本、自立した方を入居対象にしていますが、介護が必要になった場合、外部の介護サービスや生活支援を自由に組み合わせて利用できるため、入居者のニーズに合わせたサービスを受けられます。

必要なサービスのみ利用することができるので、月々の費用を抑えることもできます。

 

みんなの介護 入居お祝い金の進呈について

ケアハウスの入居手続きの方法

ケアハウスに入居したいけれど、どのような手続きになるのか気になりますよね。ここではケアハウスの入居手続きについて紹介します。

入居手続きをする

入居の申請は施設で行います。入居申込書を記入し提出した後、施設の職員が訪問をし面談を行います。その後、住民票や健康診断、所得証明書などの書類を提出するまでが、基本的な手続きの流れです。

そこから施設が、要介護度や介護の必要性、所得額などから入居の判定をします。

立地条件によって入所居難易度が変わる

ケアハウスの入居難易度は、施設の立地条件などによってかなりの差があります。

一般型のケアハウスでは、買い物やレジャーなどを楽しみたいと考えている、活発なシニアの方々が多く入居しています。

外出が多くなることや面会のしやすさから、交通の便が良い立地の施設は人気が高くなりがちです。

入居相談員 山本
介護型ケアハウスは、介護サービスが比較的安価に受けられる施設であるという性格上、ほとんどの場合、競争率が高いです。

そのため、入居待ちの時間が長くなるので、注意が必要です。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

ケアハウスに関するQ&A

ケアハウスの数は増えている?

厚生労働省の「2017年社会福祉施設等調査」によると、全国にあるケアハウスの数は、2,001施設(2011年)から2,302施設(2017年)へと増加しました。

このうち、軽費老人ホームA型は208施設(2011年)から194施設(2017年)へ減少。
B型も24施設(2011年)から14施設(2017年)まで減りました。

一方、ケアハウス(軽費老人ホームC型)は、1,769施設(2011年)から2,023施設(2017年)へと増加。
新たに制度化された「都市型軽費老人ホーム」も、35施設から71施設まで増えました。

入居相談員 山本
ケアハウスと都市型軽費老人ホームは、今後もさらに増え続けていく見込みです。
「みんなの介護」入居相談員”山本”入居相談員
山本

ケアハウスとはどういうところですか?

ケアハウスは自宅の生活が困難な方に、生活支援サービスなどを安価で受けられます。
一般型と介護型があり、一般型は60歳以上が対象で、主に食事などの生活支援をします。介護サービスは外部からの利用可能です。介護型は原則65歳以上で、寝たきりや介護度の重い方も入居でき、施設内でリハビリなどを受けられます。

ケアハウスは何歳から入れるか?

ケアハウスの入居対象の年齢は、一般型ケアハウスは60歳以上の心身の機能に問題がなく、一人暮らしに不安のある方、介護型ケアハウスは原則65歳以上の要介護1以上の方です。

ケアハウスはなぜ安い?

ケアハウスは自治体からの助成金などを受けて運営しているため、入居者の所得が低ければ補助率は高くなり、年金の支給額で入居できる場合もあります。
月額利用料の目安は9.2~13.1万円です。

養護老人ホームは何法?

1963年老人福祉法の改正による養護老人ホームの入居対象は、65歳以上で身体、精神、環境を理由に経済的に問題がある、居宅養護を受けられない人でした。
2006年の同法改正から現在の養護老人ホームの入居条件である経済的、環境的問題で居宅養護を受けられない人に変更しました。

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ありがとうございました。

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参考にさせていただきます!

よくある質問

ケアハウスの意味は?

【回答】
自宅での生活が困難な方が、食事や洗濯などの生活支援サービスを受けながら生活できる施設です。

【解説】
60歳以上が対象となり、親族がおらず一人暮らしをしている人や老衰で身体能力が低下している方などが入居しています。

ケアハウスは軽費老人ホームの一つで、食事サービスを提供するA型・食事も介護サービスも提供しないB型・食事と介護サービスを提供するC型のC型に該当します。
ちなみに、2008年からA型・B型はケアハウスに統一されました。

食事提供のみを行う「一般型」と食事・介護サービスを提供する「介護型」があります。
助成金制度があるうえに、所得によって料金が決まるので、低所得の高齢者も入居できることが魅力です。

【詳細を知る】
ケアハウスの詳細は、「【特徴がわかる】ケアハウスとは?入居条件や費用・軽費老人ホームとの違い」のページで解説していますので、ぜひご覧ください。

要介護2で受けられるサービスは?

【回答】
「訪問型」「通い型」「短期間での宿泊」の3つのサービスを受けることが出来ます。

【解説】
要介護2では、金銭管理や料理などの日常生活だけでなく、歩行や薬の服薬も難しくなるため、日常生活のほとんどで介助が必要です。

「訪問型」では、定期巡回などの見守りサービスが必須で、食事や掃除といった日常生活のサポートに加え、排泄介助などの身体介助を依頼できるサービスが必要です。
「通い型」では、施設に通って介護やリハビリを受けられますが、通所施設以外の場所では介護を依頼できないため、訪問型と組み合わせることが多くなります。
「短期間での宿泊」では、小規模多機能型居宅介護などで通所、通い、宿泊を組み合わせられます。

【詳細を知る】
要介護2で受けられるサービスの詳細は、「【要介護2とは?】入れる施設や受けられるサービス・給付金を解説(認知症との関係も)」のページで解説していますので、ぜひご覧ください。

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