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信用できるケアマネージャーの選び方

在宅介護を円滑にするために大切なケアマネージャー

ケアプランの作成だけでないケアマネージャーの仕事

ケアマネージャーの役割についての図説、地域とはネットワークづくりをする、利用者に対しては適切な給付(相談支援、アセスメント、ケアプランの作成、モニタリング)を行う、介護事業者に対してはサービスの調整を行う、保険者(市町村)に対しては適しな給付が行われているかどうかの給付管理を行っている

ケアマネージャーは言い換えるのであれば、あなたの受ける介護サービスに対する専属マネージャーです。

芸能人のマネージャーが、芸能人が働きやすいように、その芸能人の身になって出演先との交渉を行ったり、スケジュールを組み立てたりするように、ケアマネージャーは皆さんの介護生活を専門的知識から、自分の担当する高齢者の方の身になって最適な介護サービスをスムーズに受けることができるようにケアプランを作成し、実行する役割を担っています。

ケアプランの作成だけでなく、しっかりとケアプランが計画通りに進んでいるかを確認し、介護度の進行や家族の事情等にあわせて、次回のケアプラン作成に反映してもらうことになりますので、どのようなケアマネージャーにお願いするかによって、シニアライフは大きく変わります。

ケアマネージャー探しはまず、市区町村にある介護保険課もしくは地域包括支援センターで候補者のリストをもらうことから始まります。介護生活を送るための大切なパートナーとも言えるケアマネージャーですから、信頼できる人にお願いしたいところ。ここでは、信用できるケアマネージャーの選び方をまとめてみました。

ケアマネージャー選びのポイント

自分から話すのが好きな方よりも、聞き上手と呼ばれる方のほうが理想的ですし、しっかりとその話を理解できる能力も必要です。例えば、よく人が話している話を、解釈を曲げて捉えがちな方っていますよね?一見、聞き上手に見えますが、これは頭の中では自分中心の解釈に置き換えている証拠でもあります。

経歴や資格からケアマネージャーの得意分野を知る
ケアマネージャーがどのような資格をもっているかどうかの確認について
ケアマネージャーの資格は、的資格です。試験を受ける前に、実務経験も必要とあります。つまり、ケアマネージャーは介護分野や介護サービスにおけるプロフェッショナルです。ケアマネージャーになるための“実務経験”とは「保健・福祉・医療の分野において実務経験が5年以上」あればいいと定められています。つまり、介護施設や介護サービス関連の仕事をしていた人以外にも、たくさんの実務経験該当者がいるわけです。
ケアプランの作成や関係各機関との調整においても、ケアマネージャーは様々な知識と調整するマネジメント力が必要な仕事です。だからこそ、ソーシャルワーカーや訪問看護師、保健師などの資格や経験を持っているケアマネージャーであれば、経験を通じて相談者にとってより良いケアプランを作成してもらうことが期待できるといえるのです。
例えば、持病があり、医療的な配慮が必要な方にとっては、看護師経験があるケアマネージャーの方がより状況をしっかりと理解して最適なケアプランを作成してもらえる可能性が高まります。どのような資格や経歴を持っていて、それが自分の在宅介護生活にあっている知識や経験なのかどうかを確認してみましょう。
利用者と事業所のパイプ役として中立性を保てる人か
利用者と事業所のパイプ役として中立性を保てる人かどうかの確認
居宅介護支援事業所は、通常それ以外の介護サービス、例えば老人ホームやデイサービスなどの業務も行っているケースが大半です。つまり、ケアマネージャーの所属する居宅介護支援事業所は、ケアプランに組み込めるサービスを自社で行っている可能性が高いということ。
こうなると、自分の会社の業績向上のためには、自分が作り上げるケアプランに自身の会社で行っているサービスを組み込んでいこうという意識が高くなってしまうケアマネージャーが多くなるのも自然な流れかもしれません。もしくは自身がそう望んでいなくても、会社からの圧力があるかもしれません。
しかし、これでは本来、利用者と事業所のパイプ役として中立な立場でいなければならないケアマネージャーが、事業所寄りの人間ということになってしまいます。もちろん、自社のサービスをご紹介してはいけないということではないのですが、例えば、「自社で行っていないサービスの方が、この利用者様には適切だ」と思ったら、きちんとそのようにプランを立てられる能力が必要です。
だからこそ、所属している事業所以外のサービスについてもきちんと説明してくれるかどうかをきちんと事前面談などでチェックしておきましょう。
高いヒアリング能力、沢山のアイデアを持っているか
ケアマネージャーがヒアリング能力やサービス調整についての引き出しを多く持っているかどうかの確認
言うまでもなく当たり前のような話ですが、ケアマネージャーは利用者の身になって最適な介護サービスが受けられるように支援していくお仕事ですから、利用者の方やご家族のお話を、しっかり聞く能力に長けていなければなりません。
ケアマネージャーとしてある程度の経験もあり、そして仕事として毎日のこととなりますと、利用者の話やご希望は二の次という感じで、自分の考えたその場しのぎのケアプランを押し付けてくるケアマネージャーも少なくありません。
また、介護保険に関するサービスだけの知識が豊富なだけでは、ケアマネージャーとしてはまだまだ未熟です。介護はつまり、高齢者の方にとっては自身の生活ですから、その生活をしっかり支援できるよう、生活全般的な情報や、介護保険範疇外の介護サービス、医療や福祉関連のことなど、たくさんの情報を持っていてアイディアが豊富な方が、頼れるケアマネージャーと言えるでしょう。
フットワークが軽いかどうか
フットワークの軽さも良いケアマネージャーの条件
高齢になり、介護が必要になれば健康や体調面は、常に変化しますし、介護サービスはいろいろな人間が関わるものだけに、トラブルも多いものです。このような問題が発生した時に、連絡を入れてすぐに対応してくれるケアマネージャーが担当してくれていると安心です。
また、介護保険は自治体によって少しずつ“ローカルルール”のようなものがあり、申請の仕方等もまちまちです。こうした点からも、あまり遠方の居宅介護支援事業所のケアマネージャーにお願いしてしまうと、ケアマネージャー本人の気持ちの問題とは別に、どうしてもフットワークが重くなってしまいますし、地域の事情をあまり知らないで対応をしてもらわないといけません。
こうした理由から、いくら評判がいいからと言ってご自身が住んでいる市区町村外のケアマネージャーではなく、同一市区町村に所属するケアマネージャーを選ぶと安心でしょう。

自分に合わないと思ったら、いつでも変更可能!

事前にいくら下調べをして慎重にケアマネージャー選びをしても、実際にお願いをしてみると関係がうまくいかなかったり、要望に対してしっかりと対応してもらえなかったりすることもあるかもしれません。

<ケアマネージャーの変更方法>

1 ケアマネージャー本人か、居宅介護支援事業所に変更を申し入れる
2 別の居宅介護支援事業所にケアマネージャー変更の相談をする
3 地域包括支援センター/市町村窓口にケアマネージャー変更の相談をする

こうした際には遠慮せずにケアマネージャーを変更することも大切です。ケアマネージャーを変更するには主に3つの方法があり、現在利用している訪問介護などの介護事業者を変更することなく、別の事業所に所属するケアマネージャーに変更することもできますので、きちんと要望を伝えていき、快適な介護ライフを過ごせるようにご自身に合った、信頼関係の築けるケアマネージャーを探していきましょう。

ケアマネージャーは快適な介護生活には欠かせない存在

ケアマネージャー1人を利用している要介護者の数のグラフ、2002年の調査では59.3人もの人が1人のケアマネージャーを利用していた、2011年には26.8人の人が1人のケアマネージャーを利用していたことがわかっている

厚労省が発表している「介護事業経営実態調査」によると、居宅介護支援事業所に所属するケアマネージャーが一人当たり担当している利用者数は2011年で約27人。担当する人数も多く、毎日分刻みのスケジュールで動き回っているケアマネージャーも少なくありません。

例えば、月の初めは介護給付管理といって、訪問介護事業所やデイサービスなど事業所から送られてくる担当する高齢者の利用実績を入力し、国民健康保険団体連合会に請求する作業に追われます。

また、中旬になれば利用者が作成したケアプランで充分満足できる介護サービスを受けられているのかを訪問し確認しています。この他に、利用者ごとの介護ニーズの変化や体調の変化等に応じて相談を受けたり、ケアプランを作成したり、担当する高齢者の方が入退院をするのであればそれに伴うサポート等も行っています。

利用者の要望を聞き、介護事業所や病院など各機関との連携をとり、ケアプラン等の書類作成作業も一手に担うケアマネージャーは、想像以上に忙しく、毎日担当する高齢者のために動き回っているのです。

1人あたりの担当人数が27人と言えば、小学校の1クラスと同じくらい。これだけ多くの高齢者が円滑に、満足いく介護サービスを受けられるよう調整しているのですから、とても大変な仕事です。利用者である立場としても、少しずつ気を遣ってあげることで円滑に介護支援をしてもらえることに繋がるのではないでしょうか?

優秀なケアマネ=誰とでも合うとは限りません!

ケアマネージャーと要介護者・要介護者の家族との相性について

人間誰しも相性というものがあります。AさんとBさんは仲が良くても、どうしてもAさんとCさんは打ち解けられないというケースは少なくありません。

例えば、家庭教師として誰かに勉強を教えるとしましょう。同じ高学歴の方で勉強自体はできたとしても、「人に教えるスキル」があるかどうかは別問題です。

「人に教えるスキル」があったとしても、そのやり方やコツは、人によって異なります。それが教えられる側にマッチするかどうかも、教えられる側のやり方、受け取り方や、能力によって異なります。最終的には人間同士なので、相性が一番大事という結論に行き着く可能性も高いのです。

人間関係における相性の善し悪しは、ケアマネージャーと利用者との関係でもまったく同じです。年齢や性別、性格など様々な要素で合う・合わないがあるのは当然のこと。だからこそ、ケアマネージャーと友好的な関係を築こうと工夫するのも大切ですが、性格や話すペースなどがどうしても合わなければ、ケアマネージャーをチェンジする勇気も、より良い介護を考えると必要だと言えるでしょう。

ケアマネージャーと上手に付き合うコツ

自分のことをたくさんお話しましょう
ケアマネージャーと上手に付き合うコツはよく話をすること
ケアマネージャーと上手に付き合うためには、自分のことをよく知ってもらうことが何よりも大切です。自分の生い立ちや好きなこと・嫌いなこと、体調面や心配なこと、同居家族はもちろん、別の場所に暮らす家族のことなど、なんでもケアマネージャーに話してみましょう。誰でもその人のことをよく知れば知るほど、情というものが沸いてきて、自然と親身になってしまうものです。
また、ケアプランの作成においても、自分自身のことを性格から身体の状態、経済的状況、家族のことまでよく知っていると、より貴方にピッタリのケアプランを作ってもらいやすくなります。
ケアマネージャーは、介護に関係のある話はもちろん、介護に直接的に関係のない話からもヒントを得て、最適なケアプランを立ててくれます。金銭的なことは、話しづらいこともあるかと思いますが、介護サービスが完全に無料でない限り、経済的な事情はケアプランを考える上で重要なこと。だからこそ、しっかり、介護サービスに費やす事ができる費用について、お話しましょう。
そして、できることならケアマネージャーさんの事も、いろいろ聞いてみましょう。単なるサービスの提供者と消費者、という関係ではなくケアマネージャーと貴方との関係は信頼の上に成り立つことが大切です。人間関係は、お互いにその人の事を知ることから深くなっていくものです。
なんでも質問しましょう
ケアマネージャーには困ったことを何でも相談すると良い
ケアマネージャーが提案したケアプランをはじめてみたとき、そこに書かれている介護サービスが、どのようなものなのか?費用面は?と、いろいろな疑問が生じるのは当然のことです。
自分自身、もしくは大切な家族が受ける介護サービスですから、分からないことや不安なことは、すぐにその場でなんでも質問することが大切です。聞けるときに聞かないままでいると、ケアマネージャーは「分かっているもの」と思い、なかなか後から「ちなみにこれはどういうものなの?」などと聞きにくくなってしまうもの。だからこそ、疑問点はすぐにその場で解決することが大切です。
また、しっかりと自分自身のケアプランを理解していれば、いざ不満や不都合が生じた際にもどの箇所を変えて欲しいのか具体的に伝えることができるようになります。具体的に伝えれば、ケアマネージャーも改善しやすく、的外れな解決策を提案されてしまうことも減ってくるはずですから、介護サービスについて自分から知る努力も怠らないようにしておきたいところです。
お礼を言いましょう
介護支援をお願いしていると、急な入院や介護サービスを利用中の事故など、何か合ったときにケアマネージャーに急いで対応してもらうことも出てきます。
こうした際に、できる限り迅速に対応することはケアマネージャーの役割ではありますが、日々忙しく高齢者の介護サポートをしているケアマネージャーですから、相当な労力と努力の上にその対応は成り立っているのかもしれません。
こうしたことを忘れずに、緊急の案件などで、ケアマネージャーに迅速に対応してもらった時などは特に、お礼の気持ちを伝えてみましょう。ケアマネージャーも人間です。お礼を言われて、嬉しくない人はいません。自分の生活をサポートしてくれる大切なパートナーだからこそ、人間関係の基本に立ち返り、ケアマネージャーといい関係を築く努力は、必ず自分のケアプランや介護サポートという形で返ってくるはずです。
ケアマネージャーの仕事を理解し、遠慮せずに言いたいことは言い合える関係づくりが快適な介護生活のために大切な要素となってくるのです。
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在宅介護をサポートする居宅介護支援事業所

最適な介護生活を実現するための拠点

在宅介護を行う上で強い味方となる居宅介護支援事業所とケアマネージャーの役割について

介護サービスはさまざまなものが存在しますが、これらのサービスは、自らが希望して「お願いします」とサービス提供者に申し込めばOKというものではありません。介護サービスの利用には必ず、居宅サービス計画書(ケアプラン)というものを作り、これに基づいて、介護サービスを受けることになります。

介護付き有料老人ホームや特別養護老人ホーム等へ入所せず、在宅介護をする高齢者の方やその家族にとって、ケアプランは介護生活を左右するとても大切なもの。介護サービスを受けるためには要介護認定を申請しなければいけませんし、ケアプランの作成をケアマネージャーに依頼する必要があります。

こうしたときに、在宅介護者のケアプラン作成や介護サービス提供事業者との連絡、調整等を行ってくれるのが居宅介護支援事業所です。県から指定を受けた介護支援専門員(ケアマネージャー)が在籍し、様々な介護に関する相談ができることから、在宅介護生活者にとって、なくてはならない存在となっています。

最適な介護生活を実現するための拠点

厚生労働省が発表している2009年から2013年にかけての居宅介護支援事業所の推移、2009年に32404箇所だったものが2013年には37540箇所に増加していることがわかる

全国にある居宅介護支援事業所は、2013年時点で約3万7000施設登録されており、上記に示した表にある通り、要介護1から要介護5の方まで利用者数のいる機関です。要介護度別に内訳を見てみると、要介護1〜2の方が大半を占めており、介護度が上がるごとに利用者数の割合は減っています。

厚生労働省が発表している要介護度別の利用者数の構成割合、訪問介護・訪問入浴介護・訪問看護ステーション・通所介護・通所リハビリテーション・特定施設入居者生活介護・居宅介護支援事業所の各サービスにおいて要介護度別の利用者の割合がわかる

居宅介護支援事業所には、訪問介護事業所や通所介護事業所を併設した「併設型事業所」と、併設施設のない「独立型事業所」があり、高齢者がスムーズに訪問介護やデイサービス等を利用できるよう併設されている施設が全体の約9割となっています。

居宅介護支援事業所に属するケアマネージャーが併設するサービス事業所のサービスを積極的に利用したケアプランをつくるということで、利用者にとって自由度の低いケアプランの作成の問題等も指摘されています。

しかし、2009年にまとめられた「居宅介護支援事業所及び介護支援専門員業務の実態に関する調査」では、サービスの利用種別が多い人ほど併設サービスだけを利用している人の割合は低く、併設されている他の介護事業所のサービスだけを利用している人も全体の37.8パーセントとなっており、必ずしも併設されている介護事業所のサービスを利用しなければいけないという風潮は年々下火になっているとも言えます。

厚生労働省行っている「居宅介護支援事業所及び介護支援専門員業務の実態に関する調査」の調査結果、介護事業所における独立型と併設型の割合の変遷・推移について

費用はかかるの?

居宅介護支援のシステムについての解説、利用者は居宅サービス事業者や介護保険施設に利用料を支払う代わりにサービスの提供を受ける、居宅サービス事業者や介護保険施設はケアマネージャーと連絡・調整を行う一方でケアマネージャーからサービスの評価を受ける、ケアマネージャーは市町村やかかりつけの医師らと連絡・調整を行い保険請求支払いの手続きなども行う

上記の図にある通り、要介護認定を受けた高齢者やその家族の居宅介護支援事業所への相談や支援には費用は一切かかりません。ケアマネージャーの作成するケアプランに基づいて介護サービスを利用した場合は、直接サービスを提供する介護事業所に支払うだけですから、無料でしっかりとしたアドバイスを受けられるのであれば利用しない手はありません。

介護が必要になったら必ずお世話になる場所ではありますが、居宅介護支援事業所にいってお金をとられることはありませんので、要介護認定を受けたらまずは足を運び、アドバイスをもらうようにしましょう。

ケアマネージャーは、居宅介護支援事業所以外にも社会福祉協議会や有料老人ホームなどの民間福祉機関、特別養護老人ホーム等の介護保険施設にも勤務しており、受験試験への合格者数も社会的ニーズの高まりに応じて年々増加傾向にあります。

介護が必要になった高齢者の心身の状況や希望をヒアリングし、ケアプランを作成してくれるケアマネージャーは、介護生活の善し悪しを左右する大切な存在。ケアプランの作成はもちろんですが、自治体や介護サービス事業者との調整や介護サービス中の突発的な事故や病気の際のサポート等も対応してくれますので、フットワークが軽く、要望や状況をきちんと聞き対応してくれるケアマネージャーとの出会いが大切になってきます。

一度お願いしたケアマネージャーとの相性が悪ければ、担当者を変えてもらうこともできますので、ケアプランや対応に納得できない場合はきちんと要望を伝え、改善されない場合はケアマネージャーの変更ができることも頭に入れておきましょう。

様々なバックボーンを持つケアマネージャー

居宅介護支援事業所に所属しているケアマネージャーが保有している資格について

ケアマネージャーが、介護を必要とする高齢者やその家族にとって大切な介護生活のパートナーであることはお伝えしました。だからこそ、ケアマネージャーを選ぶ際にはきちんと自分の状況に適切なアドバイスや対応をしてくれる専門性を持ったケアマネージャー選びも大切になってきます。

例えば、持病のある方や介護度が比較的軽度で自立支援を重視したい方など、一人一人状況が違い、必要とする介護サービス内容が異なります。居宅介護支援事業所で働いているケアマネージャーは約半数が介護福祉士の資格を持っており、次いで看護師・準看護師の資格保有者が多くなっています。

ケアマネそれぞれのバックボーンにある専門的知識も、いざケアプランの作成や調整を行ってもらう際に生きてくることもありますので、どんな経歴のあるケアマネージャーなのか、聞いてみるといいでしょう。

居宅介護支援事業所やケアマネを選ぶ際は自分に合ったサポーターとなるかの判断を!

ここまで見てきたように、「居宅介護支援事業所」「ケアマネージャー」と一言で言っても、それぞれの事業所や人によって得意分野や相性があります。特に、居宅介護支援事業所の約9割が何らかの介護サービス事業所を併設していますので、ご自身が利用したい介護サービス事業所に併設された居宅介護支援事業所にケアプランの作成を依頼することは、介護生活をスムーズにはじめるひとつの秘訣。

ケアマネージャーとの相性等もしっかりと吟味しながら、きちんと事業所やケアマネージャーを選び、介護生活をよりよいものにしていきましょう。

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ケアプランの作成の仕方とは?

介護サービスを利用する計画=ケアプラン

ケアプランの作成の仕方についての解説

介護サービスを受けることになって、最初に聞く言葉のひとつが「ケアプラン」。ケアプラントとは、簡単に行ってしまえば介護サービスを受けるにあたっての利用計画書のことです。

介護度によってそれぞれの介護サービスの利用できる回数や、介護保険料も異るため、ニーズに合った必要なサービスを効率的に組み立てるには介護制度に関する知識を豊富に持っていることが必要で、はじめて介護が必要になったときに高齢者自身、もしくは家族の方が自分たち自身で考えるにはなかなか大変な作業となります。

こうした介護保険サービス利用にあたる計画を要介護者や家族に変わって考えてくれるのが、居宅介護支援事業所や地域包括支援センターなどに在籍しているケアマネージャーです。

ケアマネージャーは、要介護者の心身の状況やどんな生活を送りたいか等の要望を聞き取り、最適なケアプランを作成してくれます。ここでは、このケアプランがどのような流れで作成されるのかをご説明していきましょう。

ケアマネージャーと二人三脚で作るケアプラン

ケアプランの作成から介護サービスを利用するまでの流れについて解説した図、最初にアセスメントを受けてケアプランの原案を作成、ケアマネージャーは利用者にニーズを分析してサービス事業者との連絡調整などを行い仮のケアプランを作成する、その後カンファレンスにて事業者との連絡・調整を行い具体的なサービス方法について話し合う、ケアプランが完成したらサービスの利用を開始、サービス利用中も月1回のモニタリングを行い調整が必要な場合は再度ケアプランを作成し直すことになる

上記の表にある通りケアプラン作成は、多くの場合、ケアマネージャーによる利用者と家族の要望を聞き取る「アセスメント」から始まります。アセスメントでケアマネージャーがまとめた要望や状況に基づいて作成された「ケアプラン原案」をもとに、介護事業者と連絡や調整を行う「カンファレンス」を経て完成されたケアプランに基づき、介護サービスの利用がスタートします。

要介護認定を受けた高齢者や家族はケアプランの作成を無料で受けることができるため、介護認定がおりたらまずはケアマネージャーを選び、ケアプラン作成をすることになります。

実際の介護サービスは、このケアプランに従って介護現場でスタッフが行っていくことになるため、ケアプランを作る際には介護スタッフだけでなく医師や看護師なども意見を出し合い、内容を確認しって介護方針を考えていきます。

ケアプランがなければ介護を受ける側もどんなサービスを受けると良いのかが分からなくなってしまいますし、介護をする側にとっても大切な介護の計画書ですから、介護生活においてケアプランはとても重要になってくるのです。

それでは、具体的にケアプランができるまでにどのようなことが行われていて、どんな点に注意したらいいのかをまとめてみましょう。

ケアプラン作成その1:アセスメントを受ける
ケアプラン作成の手順の1番目はアセスメントを受けること
一般的に「アセスメント」というと、「評価・査定」というような意味があります。ケアプラン作成におけるアセスメントとは、介護サービスを利用したい本人やご家族の希望を把握し、家庭環境や利用者の方の体調などの状況を確認したうえで、どのような介護サービスをどのように提供していくかを評価するための、言わば面接です。
アセスメントは、ケアプランを作成してくれるケアマネージャーにご自身の希望や状況を把握してもらうためにも重要なファーストステップとなります。ここで遠慮をしてしまうと、ご自身に合っていないケアプランとなり、後々の介護生活に大きな影響を及ぼしますので、些細なことでもキチンと伝えておきましょう。
ケアプラン作成その2:ケアプラン原案を作成
アセスメントの後にケアプランの原案ができる
アセスメントで様々な状況や要望を聞き取り、その情報を元に利用者のニーズを把握したうえで、まずは仮のケアプランを作成します。この仮のケアプランを元に、受入れ可能なサービス事業者と連絡調整を図ったり、利用者に見せたりして希望と相違ないかを確認します。
こうした作業を経て、調整する必要があれば再度、要望や実際の介護施設の受入れ状況等を踏まえてより現実的なケアプランを作成していきます。いわば、この段階はケアプランを希望に合ったものかどうか確認し、練り直す作業となるのです。
ケアプラン作成その3:カンファレンスからケアプラン完成まで
ケアプランの原案ができるとカンファレンスを行う
ケアマネージャーが作成したケアプラン原案を元に、介護サービス提供者とケアマネージャー、そしてご利用者の方やご家族で話し合いの場が持たれます。これが、いわゆる「カンファレンス」と呼ばれる段階で、プランの検討や承認をしてもらいます。
このカンファレンスは、ケアプランを定期的に見直す際にも開催され、介護施設に入所している場合は、在宅復帰に向けての相談や要望等もこの場で伝えられます。介護サービスを利用する本人も含めた関係者が一同に集まり、最終的に全員の合意が得られれば、利用される方とご家族にケアマネージャーがその詳細を説明し、承認印を得て、ケアプランが完成となります。

ケアプランの見直しについて

ケアプランに有効期限があることを解説

ケアプランは、一度作ればOKというものではなく、作り上げたケアプランには有効期限が決まっているのが一般的です。これは、サービス利用者の介護度や病気の状況、家族の事情等が常に変わっていることを踏まえて法的に定められているのです。

ケアプランの見直しを行う場合は、アセスメントからの流れを繰り返して、新たなケアプランが作成される事となります。また、ケアマネージャーが要介護者のもとを訪問して月1回のモニタリングをすることが義務づけられていますので、ケアマネージャーが毎月訪問し、現状をカルテに記録をしていきます。

ケアプランは、ケアマネージャーの指揮のもと、本人や家族、介護サービス提供者の意見や事情を聞きながら作成されることがお分かりになりましたでしょうか?ケアプランの善し悪しは、ケアマネージャーが要望やニーズをしっかりと的確に捉えてくれるかどうか、理想を実現するために親身になって相談に乗り、関係各機関との調整を行ってくれるかどうかが大きく影響を及ぼします。

ケアマネージャーに要望やご自身の状況を遠慮せずきちんと伝えるとともに、相性のいい信頼できるケアマネージャーを見つけることも大切になってきますので、他の介護サービス利用者からの評判や、ご自身との相性等を考えてしっかりとしたケアマネージャー選び、関係づくりをしていくと良いでしょう。

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