長津田駅や中山駅を中心に、比較的小規模な老人ホームが点在

緑区は横浜市を構成する区の一つ。
2023年には人口は18万1,749人、高齢化率24.4%との調査結果が出ました。
鶴見川に沿って細長くなっている土地が特徴で、JR横浜線や一部田園都市線が走る地域。
比較的東京に近い地域では商業が栄え、反対側は農業用地の割合が高くなっています。
農業用地では稲作や果樹園が多く、とくに梨の栽培が盛んで区内で直販売も行っているほど。
区が運営している直売所もいくつか存在し、中でも「緑区の直売所」では新鮮な野菜や果物がお手頃価格で手に入るとあって人気スポットになっています。
商業施設は駅前に集中。
また、環状4号線沿いには大型ショッピングセンターが進出。
自然が豊かな地域でありながらも、買い物など日常生活に不便を感じる地域ではないでしょう。
直近の問題としては駅周辺の整備。
古くからの街並みが多く、近年では道幅が狭いなどの問題が。
バリアフリーなどの観点から改修が急がれています。
ほかにも公共施設や道路などの再整備を急ピッチで行っているようです。
そんな緑区の65歳以上の高齢者数は34,523人。
平均年齢は42.6歳(いずれも平成22年国勢調査)と確実に高齢化が進んでいます。
その一方で若い単身者やファミリーの転入が年々緩やかに伸びているのも特徴。
日本は少子高齢化社会と言われていますが、まさにその世相を反映した地域になるかもしれません。
福祉サービスとしては70歳以上に敬老特別乗車証を発行。
区内での移動をサポートしています。
また、珍しいサービスでは「人生記念樹」があげられるでしょう。
新市民になったときや還暦・古希・喜寿……など、人生の節目に記念樹がもらえるサービス。
長く住むほど、緑区に緑が残るといった非常に粋な試みですね。
緑区の有料老人ホームは長津田駅と中山駅周辺を中心に数多く存在しています。
ほかの地域よりも数が充実しているので、十分に比較検討できるはず。
小規模なホームが多く、地形を活かした施設づくりとしているところが多数。
窓からの景観などを大切にし、「緑豊かな緑区」を四季を通して感じられるでしょう。
また、比較的小規模~中規模なグループホームが多い地域でもあります。
小規模ホームは手厚い看護ケアを受けられるのはもちろん、中規模なホームでは10名程度のユニット制を採用している施設が多数。
満足度の高いサービスが期待できる、横浜市の中でも注目度の高い地域と言えるでしょう。