赤松街道や横津岳登山口の近くに暮らせます
北海道内には前世紀中、旅客駅としての需要に加えて貨物運搬の需要でおおいに栄えた駅がたくさんあります。大中山駅もそのひとつ。第二次大戦終了直後に発足した駅でおよそ70年の歴史を持っていますが、昭和の末期まで荷物の取り扱いを盛んに行っていました。近年はあまり変化のない駅でしたが、2013年にそれまでの駅舎を取り壊して改築工事に踏み切っています。
亀田郡七飯町は、以前として農地に囲まれている一方でこの数十年は、一貫してベッドタウンとして発展してきました。今でも人口の増加が止まらない自治体ですが、大中山駅の周辺はどちらかといえばまだ閑散とした雰囲気が強く残っています。集落は、駅の北側から東側にかけて発展しています。
大中山駅は、国道5号線のすぐそばにつくられている駅です。隣接する桔梗駅までのパーツは俗に「赤松街道」と呼ばれており、そのニックネームの通り赤松が沿道に植えられているため、「日本の道百選」に含められるほどのフォトジェニックな景観を呈しています。
この道沿いにまっすぐ北上すると、じきに七飯総合公園にたどり着きます。そのほか、北海道道969号線に近接しています。路線バスについては、函館バスの乗り場を駅付近で発見できます。
大中山駅は、JRの函館本線に所属する駅です。隣駅である七飯駅は、函館本線の支線への乗り換え場所となっています。その隣には新函館北斗駅があります。この駅は「快速はこだてライナー」が停車する駅に選ばれています。また、北海道新幹線をつかまえる場所としてよく使用されています。反対方面では、桔梗駅の向こうに位置する五稜郭駅が、道南いさりび鉄道線への乗り換え地点として有名です。
大中山駅は20年以上前から完全無人化されています。利用率は、前世紀の終わりに急低下していたといわれています。数十年前は、1日平均の乗降客数が300人を超えていた時期があったのですが、近年は100人前後に減っています。
大中山駅の近隣に進出している介護施設の比較・検討をしたいときは、駅から5キロくらい離れたところまでよく見ていくことが大事です。駅から1キロ以内の施設も少数ならありますが、施設の数が増えるのは駅から3キロくらい離れてからになります。施設の種類については、グループホーム・ケアハウスが増えているという土地柄です。それに加えて近年は、サービス付き高齢者向け住宅が進出していて見ものです。


















