駅前が開けているのに、入居料金は高くつきません

駅の近くでは、五稜郭とその周辺の観光施設などが高い知名度を獲得しています。もっとも駅からとても近い範囲に限るなら、公的機関や民間のさまざまな団体の事業用地として使用されています。金融機関の出張所や学校の敷地なども少なくありません。高齢者の生活を組み立てるにあたっては、有名な商業施設の支店や市立病院などが建てられていることが、メリットとなりそうです。
これだけ大きな駅のため、車両環境も申し分なく整備されています。函館バスの停留所が駅前に置かれていますが、この乗り場には高速バスが乗り入れているため遠方を目的地とするときはおおいに役に立ってくれる可能性があります。国道の5号線・227号線が近くを走り抜けているため、タクシーや自家用車を動かしたいときはこれらの幹線道路が格好の目印となりそうです。
五稜郭駅は、JRの函館本線の駅として有名です。函館本線の管内でこの駅の近くを見渡すと、乗り換えのチャンスがある駅がけっこう目立ちます。たとえば、終着駅である函館駅では函館市電に乗り換えできますし、七飯駅や大沼駅ではそれぞれ藤城線・砂原線といった支線に乗り継ぎできます。なお函館本線は江差線とのかかわりが深く、直通運転も行われています。江差線の場合は木古内駅まで行くと海峡線に乗り継ぎできます。
五稜郭駅の利用率は現在少しずつ上がっているところです。1日あたりの乗客数は2011年に1000人を突破しました。これからも、緩やかなペースでの上昇していくものと予測されています。
五稜郭駅は、介護施設が周辺に多いエリアではありません(現在は、少しずつ増えている段階とみなしたほうがよいでしょう)。ラッキーな点は、施設数は少なくても建てられている施設はそろいもそろって価格設定が安めであること。介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に入る際に、入居一時金を徴収されなかったり、もしくは最初に支払う金額が30万円以内で落ち着いたりする点は、とても恵まれていることになるでしょう。これだけ安いのに、ケアサービスの内容に落ち度がないことは、おおいに称賛に値します。数軒見学して、最終決断をするのがベターでしょう。