深川市は交通要衝。歴史の長いエリアで史跡なども多い

深川市は北海道の空知総合振興局管内の都市で、滝川市や旭川市等と隣接。
石狩平野の最北部にある都市で、南部以外は全て山に囲まれています。
特別豪雪地帯に指定されていますが、石狩川が東西に流れ、流域は水田となっています。
米を積極的に作っており、転作としてソバを生産中。
ソバの生産量は全国第2位です。
長芋やメロン、キュウリ等も良くとれますし、林業も盛んです。
人口は年々減っており、1970年38,373人、1980年35,376人、1990年30,671人、2000年27,579人、2010年23,720人、2015年21,909人、2023年19,161人となっています。
しかし、深川市は昔から鉄道や道路が集まる交通要衝で、JR北海道の「函館本線」と「留萌本線」が走行。
2路線が乗り入れる深川駅には、臨時列車を含めた全列車が停車します。
道央自動車道は深川ICから、深川留萌自動車道は深川西ICから利用可能。
一般国道も国道12号・233号等が整備されています。
バスも比較的豊富で、市内と近郊を結ぶ空知中央バスや、札幌や留萌方面へ向かう北海道中央バスの「高速るもい号」、幌加内方面へ向かうJR北海道バス、旭川や留萌方面と深川市を結ぶ道北バス・沿岸バス が走っています。
市内には音江環状列石や、市の指定史跡である音江法華駅逓所跡、監的壕、先住民族の竪穴住居跡、音江法華駅逓所跡等の史跡が多く、昔から人が暮らしていたエリアであることが分かります。
また、市指定有形文化財である「メム神社本殿」や屯田兵屋、旧鷲田農場事務所などの見所や、北海道三十三観音霊場十三番・十四番札所である石狩山真言寺と遍照山丸山寺、冷鉱泉やコテージのある「アグリ工房まあぶ」、深川市桜山公園等の観光スポットが充実。
深川市から有形文化財に指定された納内町猩々獅子舞、多度志獅子舞、猩々獅子五段くずし舞などの獅子舞も有名です。
交通要衝なのもあり、深川市は空知エリアの中心的都市で、市内には病院も比較的多く、深川市立病院や東ヶ丘病院、深川第一病院、北海道中央病院等が点在。
道営住宅緑町中央団地、道営住宅「であえーる北光」等の団地もあります。
特に深川駅の周辺にはショッピングセンターや書店、コンビニ等の商業施設や、歯科や消化器科、内科といった個人クリニックが集中。
シニア向けの住まいはまだ、数こそ少ないですが、介護老人保健施設等々、緩やかに増えています。
グループホームも深川駅から歩いて行ける距離にも出来ており、談話コーナー等の共用施設が充実しています。