福山駅の隣駅の周囲に、静かな土地が残っています
その数年後には職員の無人化が行われ、さらに駅舎の撤去などが推進されました。しかし今世紀に入ると、IC乗車カード「ICOCA」の導入に合わせて駅舎の再設置などが実施されています。自動券売機や照明設備などの整備も連続して行われています。
駅の周囲は、すぐそばから一般的な住宅が連なっており、とても静かな空間が広がっています。現在は、この駅が通学路に含まれるような文教施設はない模様ですが、福山市立女子短期大学に関しては、2012年に閉学するまでは最寄り駅として認識されていました。
福塩線は福山市と三次市を結ぶ路線で、途中で府中市内や世羅郡世羅町などを通過します。備後本庄駅は、発着駅である福山駅と隣接しており、この隣駅を介して山陽本線および山陽新幹線に乗り継ぎできます。
反対方向については、2区間離れた神辺駅が最短時間でアクセスできる乗り換え場所です。この駅では井原鉄道の井原線に乗り換えできます。ちなみに終着駅である三次駅まで行ったときは、芸備線および三江線への乗り継ぎが可能となります。
備後本庄駅の利用率は、無人化されて以降はずっと低い水準で推移してきました。1日ごとの乗客数を計算すると、1000人に程遠い結果になる年ばかりとなります。ただし過去10年間は、(とてもわずかですが)増加したことがあります。2004年までは連続して400人以下でしたが、その後は400人台を記録した年が続いています。
備後本庄駅の近隣は、静かな土地がだいぶ残っているものの介護施設の建設はまだはかどっていない様子がみられます。入居先をこの一帯で探したいなら、駅から至近距離の範囲にこだわって探すことは得策ではないでしょう。最初から5キロ圏内くらいの範囲でまず探したほうが、きっと時間を無駄にしなくて済みます。それでも物足りないときはもっと範囲を拡大してみましょう。
駅から遠そうなときは、中国バスやタクシーを使ったアクセス方法を早めに探しておくことが大事でしょう。施設のタイプについては、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などが考えられます。