尾道市は商店街も多いエリア

尾道市は、広島県の南東エリアの街で、広島市と岡山市とほぼ中間に位置しています。
魚系醤油ラーメンである「尾道ラーメン」は尾道市の名物のひとつとなっています。
瀬戸内海に面しており、「瀬戸内の十字路」と呼ばれる四国の今治市とつながる「しまなみ海道」、尾道松江線と呼ばれる中国横断自動車道や中国やまなみ街道などの全線開通により、ますます利便性の高い場所となりました。
坂が多く、独特な美しさをもつ街並みは多くの文学者や映画監督に愛されてきました。
大林宣彦監督の映画「時をかける少女」が有名ですが、最近もさまざまなアニメやテレビドラマの舞台にも使われています。
人口は1980年代まで18万人程度でしたが徐々に減少し、1990年16万6,930人、2000年15万5,200人、2015年13万8,626人…と減少し続けています。2023年には13万7人と13万人を切るのも時間の問題です。
しかし、尾道水道が日本遺産に認定されたこともあり、外国人観光客も含め来訪者は急増中で、2015年度の調査によると観光客数は674万人でした。
備後福山藩番所跡や海物園跡、尾道ガウディハウスといった観光スポットも多く、世界中の柑橘類を扱ったテーマパーク「シトラスパーク瀬戸田」などもあります。
また、市営の千光寺山ロープウェイを使えば、桜の名所である千光寺公園まで気軽に登ることができます。
千光寺公園の千光寺山展望台からの景色は素晴らしく、尾道水道や向島、市街地が一望できるスポットです。
そして、持光寺や海福寺、重要文化財である三重塔のある天寧寺などを巡る「古寺めぐり」も人気。
また「原田ゆうじん温泉」「尾道ふれあいの里」などの温泉も楽しめますし、立花海水場や瀬戸田サンセットビーチなどでは海遊びも満喫できるでしょう。
観光だけでなく、果物を中心とした畑も広がっており、レモン、いちじく、ネーブルオレンジは生産量で全国一。
モモやスイカなども多く作られています。
商業施設も多く、一番街商店街や土堂中商店街などなど、シニア世代にも馴染み深い昔ながらの商店街があちこちにある一方で、「イオン」といった大型商業施設もできています。
市内には住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅なども新設されています。
住宅型有料老人ホームはカラオケなどの娯楽が豊富なので「毎日楽しく過ごせる」と評判のようです。
交通アクセスとしてはJR西日本の山陽本線や山陽新幹線が通り、バスも市内外を結ぶ路線が充実しています。