八幡東区は製鉄の町。岩盤浴のある介護付き有料老人ホームも

北九州市八幡東区は、北九州市の7行政区の一つ。
新日鉄の八幡製鉄所を中心に製鉄業で賑わった町で、近年再開発により、テーマパーク「スペースワールド」、「北九州市立いのちのたび博物館」などが建設され、イオンモール八幡東などの商業施設も増えました。
観光スポットも多く、夜景が素晴らしい皿倉山には「皿倉山ケーブルカー」が通っているのでシニア世代から小さな子供まで気軽に上れます。
また「世界の絶景10選」に選ばれた「河内藤園」には国内外からの観光客が来訪。
その藤園のすぐ近くには「河内温泉あじさいの湯」やサイクリングに最適な「河内貯水池」などもあります。
昔から人の集まる町だったため交通アクセスも整備され、JR九州の「鹿児島本線」が枝光駅やスペースワールド駅などに乗り入れ、路線バスも「西鉄バス」が区内を巡回中。
道路は高速道路「北九州都市高速4号線」や国道3号線などが通っています。
また、自然も多くシニア世代にもおすすめの町ですが、高齢化率は高く、2023年には36.1%でした。
同年の全国平均29.0%と比較すると、高齢化が進んでいると言わざるを得ません。
人口も2010年には7万1,801人だったのが、2023年には6万3,784人と減少しています。
このような現状をふまえ、八幡東区は高齢化対策および高齢者福祉サービスの充実をはかり、より良い街づくりに励んでいるのです。
通所型予防介護では区役所などで口腔衛生やストレッチなどが学べ、訪問型介護予防の方では看護士などが訪問してくれるため、認知症などの相談が自宅で出来ます。
その他にも、八幡東区は北九州市と共に、さまざまな介護関係のサービスを提供していますので、区内の地域支援包括支援センターなどに相談してみると良いでしょう。
区内には介護施設も多く、施設の種類も豊富で、設備などの特色もさまざま。
グループホームも10カ所以上あります。
料金は入居時の費用が20万円、月額利用料が11万円程度。
入居者みんなで畑仕事などを行うアットホームな雰囲気が人気。
介護付き有料老人ホームの中には入居時の費用40~50万円、月額利用料18~26万円といった料金で、施設内に岩盤浴などがある豪華なホームも。
さらに、24時間体制でスタッフが見守りをしているため、安心して生活出来ます。
最近は地元B級グルメとして、製鉄所の鉄で作った鉄鍋でギョウザを作っており、人気が出てきています。
見所も多い町ですから、介護施設の見学と共に区内を散策してみるのも楽しいでしょう。