遠賀郡芦屋町は海の綺麗な町。ハマユウの群生地があります

遠賀郡芦屋町は、福岡県北九州市の西に位置し、遠賀川河口を擁する町です。
町中央部が遠賀川によって東西に分断され、東側と西側は数か所の橋によって結ばれています。
遠賀川を挟んで東岸側は北九州市のベッドタウンとなっており、西岸側のほとんどは航空自衛隊芦屋基地と芦屋競艇場の敷地となっています。
2023年には人口1万3,145人、高齢率32.7%との調査結果が出ました。
比較的交通の便が悪く、人口も減少傾向が続いていることから、2002年に過疎地域に指定されている町です。
町内には鉄道や高速道路は通っておらず、車以外での移動手段はバスがメインとなります。
北九州市営バスや芦屋タウンバスが町内を巡り、60歳以上の方と障がい者の方が無料で利用できる町内巡回バスも運行されています。
町北側は玄界灘に面し、「玄海国定公園」に指定されています。
「芦屋海水浴場」は毎年夏になると多くの人で賑わう場所。
芦屋海水浴場では毎年砂浜の砂を使った、「あしや砂像展」も開催されています。
さらには柏原海水浴場や夏井ヶ浜といった観光スポットも。
夏井ヶ浜には「はまゆう公園」が整備され、ヒガンバナの一種であるハマユウの群生地となっています。
観光客向けに海産物を扱った商業施設がいくつか出来ており、柏原漁港の近くには、道の駅ならぬ海の駅である「筑前あしや 海の駅」もあります。
また、古くから茶釜の名品と言われていた芦屋釜も、芦屋町の特産品です。
一度は江戸時代に途絶えてしまったその名品を復元しようと、芦屋釜の里で研究されており、現存する芦屋釜の保存や展示も行われています。
毎年夏にはあしや花火大会や芦屋祇園山笠、秋には八朔の節句といった伝統的なお祭りも開催。
航空自衛隊芦屋基地の航空祭も毎年秋に開催され、圧巻の航空ショーを堪能できます。
商業施設は少なく、スーパーもほとんどないのが現状。
町内にある商業施設の多くが個人商店で、量販店や大型商業施設も無く、中心部には公設民営方式のスーパーがある程度。
しかし、隣接する北九州市には多数のスーパーや大型商業施設がありますので、車やバスを利用してショッピングに出かける人も多いようです。
医療機関としては、総合病院「芦屋中央病院」が遠賀川西岸にあるほか、個人クリニックも遠賀川沿いに集中。
加えて、グループホーム等のシニア向けの住まいも出来ました。
まだそれほど数は多くないですが、グループホームは月々の利用料金が10万円以下とリーズナブルなところも。
また、個室完備で介護ベッド付きのホームや、口腔ケアや理美容サービスを受けられるホーム、カラオケなどを楽しめるホームもあります。