肥後井倉駅周辺は水や緑の豊かな場所。天然温泉付き高齢者住宅あり

駅名は開業当時の地名である玉名郡伊倉町が由来。開業時、岡山県新見市に伯備線の「井倉駅」が現存しており、伊倉駅では同じ読みになる為、「肥後伊倉駅」と命名されました。ちなみに「伊倉」の「い」は湧水、「くら」は「岩場」を表し、伊倉は「岩場のある川港」と言う意味があります。
2012年に新駅舎が完成した地上駅で、2面2線のホームには鹿児島本線の大牟田・博多方面行き上り列車と、熊本・八代方面行き下り列車が停車。上下線共に日中は1時間に2~3本発着します。運行時間も朝の5時から深夜0時までと長いので便利です。
最寄りのバス停は「伊倉宮の前」停留所で、駅から約1.5Km離れた場所。駅前には熊本県道167号(肥後伊倉停車場線)が走っており、駅前ロータリーにも繋がっています。駅周辺には伊倉北八幡宮や伊倉南八幡宮、四位官郭公墓、吉利支丹墓碑、本堂山宇佐一族の墓といった歴史的スポットも多数。天然記念物に指定されている「唐人舟つなぎ銀杏」も。この大銀杏は樹齢約800年とも言われています。
駅周辺にも住宅型有料老人ホームや高齢者住宅、グループホーム等のシニア向けの住まいが出来ました。住宅型有料老人ホームは排泄介助等の介護サービスが別料金なのもあり、入居時の費用0円・月額利用料は10万円以下と安め。24時間体制で介護士も待機しており、居室にはナースコールもあるので安心です。
一方、高齢者住宅は入居時の費用が20~30万円台・月額利用料は食費込みで10万円台といった金額。場所によっては施設内に天然温泉があるので、温泉好きにおすすめです。また、囲碁や将棋、カラオケ等のレクリエーションに参加出来るのも魅力。
肥後井倉駅エリアは昔から菊池川や木葉川の流れる水の豊富な土地で、中世、この地の川港が他国との貿易で栄えていました。特に中国からの貿易船が頻繁に訪れたことから「唐人町」や「唐の平」と言う地名が残っているのが特徴です。
自然豊かな肥後井倉エリアは穏やかなシニアライフにもふさわしいでしょう。西隣の「玉名駅」までは4.2kmと離れていますが、玉名エリアまで行けば「美人の湯」で有名な玉名温泉も楽しめます。是非、肥後井倉駅エリアのシニア向けの住まいを見学してみて頂きたいです。