久留米広域圏の代表的な都市。暮らし向きのよい団地が多いです

福岡県の中央部分から、やや南西寄りに位置する小郡市。
北端で筑紫野市と、南端で久留米市と接しているほか、東側で朝倉郡の筑前町や三井郡の大刀洗町と隣接しています。
西側の佐賀県との境界線を挟んで、鳥栖市や三養基郡の基山町と向かい合っています。
市内は、北部にやや海抜の高い台地があるものの、全体として平地が多いです。
宝満川の沿岸は農地などが古くから中心でした。
住宅地は主に市内の西北部から中西部にかけて多くみられます。
宝満川は古来、水運業が活発だったため小郡市内は交易がさかんな地域でもありました。
小郡市を代表する史跡に、小郡官衙遺跡があります。
奈良時代後期から平安時代初期にかけてつくられたと推定されており、当時の役人が勤務した建物の痕跡が発掘されています。
現在は遺跡の一部が公園化されているため、ご見学はとても簡単になりました。
小郡市の歴史の古さを知ることができる場所はほかにもあります。
七夕神社は、聖武天皇の時代にすでに記録が残されているほど歴史のある神社。
昨今は、国内の各地から七夕の際に用いた短冊が送付されており、神前にお供えしています。
それから、2010年に県全体の公的な史料を展示する九州歴史資料館が開館したことは、おおいに注目に値します。
もともとは大宰府にあった施設ですが、建物などの老朽化に合わせて小郡市内に移転しました。
小郡市で列車を用いたお出かけをご希望の場合は、西鉄天神大牟田線や甘木鉄道をお使いになるとよいでしょう。
西鉄グループの存在感が強い地域で、路線バスの運行も実施しています。
市営のコミュニティバスや地域の自治会が運行する路線バスのご利用も可能です。
幹線道路については、大分自動車道にお乗り入れできる中継地点が市内に設置されています。
また、九州自動車道や長崎自動車道を頻繁に使用する市民は少なくありません。
小郡市は久留米市との関係が非常に深く、ベッドタウンという役割が昭和後期に入ってから強まりました。
このため人口はつい最近まで増加していました。
2015年の時点では57,983人、2023年には59,760人と増加していることが分かります。
高齢化率については同年に28.1%を記録。
これは全国平均値とほぼ変わりません。
小郡市で介護施設へのご入居をご検討中でしたら、グループホームを筆頭に介護老人保健施設・特別養護老人ホーム・介護療養型医療施設と公営の施設を次々と発見していただけます。
介護付き有料老人ホームのような民営の施設へのご入居もじゅうぶんに可能。
医療面では、聖和記念病院・福岡志恩病院・協和病院などが有名です。