サービス付き高齢者向け住宅が多く、料金形態も良心的

博多駅や博多港、福岡空港といった福岡の交通要所や、福岡県庁のある福岡市博多区。
地図的には福岡市の東部にあり、市の東側は糟屋郡と、そして南西部では春日市と隣接しています。
交通アクセスとしては福岡空港や博多港が国際ターミナルとして活用されています。
また、JR西日本の山陽新幹線や、西鉄の愛称でおなじみの西日本鉄道の天神大牟田線などが運行中。
地下鉄も通り、路線バスも西鉄バスなどが走っている利便性の高い街です。
博多区の2023年の人口は23万8,810人、高齢者人口4万3,243人、高齢化率18.1%となっています。
全国平均は29.0%なので、平均は下回っていますが、やはり福岡市全体の高齢者の数は多く、博多区も高齢者人口に対して介護施設のベッド数の確保が課題となっているようです。
高齢者の増加に伴い、福岡市は博多区にも介護施設を整備。
現在は公的介護施設だけでなく、有料老人ホームなども増えたため、区民の選択肢の幅は広がりました。
また、介護施設だけでなく、高齢者福祉サービスにも力を入れています。
市の介護保険のページから介護施設の「ショートステイの空き情報」が一目でわかるリストの掲示や、在宅福祉サービス利用の申込書がホームページからダウンロードできる…といった情報サービスも展開。
他の市町村にないサービスを実施しています。
他にも介護予防を目的とした「生き活き講座」などを開き、介護のいらない健康づくりのサポートをしています。
そして、「いきいきセンターふくおか」というのが、いわゆる地域包括支援センターですから、介護施設のことなどで分からないことがある場合は、こちらのセンターに相談してみましょう。
特別養護老人ホームは介護度などで料金が違うのですが、他の施設と比較すると、やはり安さが魅力となっています。
ただ、博多区内の特養も満床状態のようですから、サービス付き高齢者住宅や有料老人ホーム、グループホームなども視野に入れて、施設入居を検討するとよいでしょう。
博多区はサービス付き高齢者住宅などの賃貸型の老人ホームが多く、住宅型有料老人ホームも含め、さまざまな場所にあります。
利用料も安めで、入居時の費用が0円~90万円程度、月額利用料も安い所は12万円未満です。
月額利用料に介護ヘルパー代などが加算されますが、介護保険が適用されますのでそこまで高額にはならないでしょう。