自然が豊かな一方で、駅のそばはけっこう便利

現在の駅の周辺は、東口と西口でとても対照的です。東側は宇都市内でもかなりのセンター街が広がるエリアです。しかし西側は、農地と住宅地が連なっており、リラックスした生活を過ごせる環境が整っています。引退後の人生に必要な要素が、ちょうどよい配分でそろっているエリアという評価が下せそうです。
松橋駅の近くを走る幹線道路は、国道266号線及び県道181号線でしょう。バスについては、駅前にバス停が置かれています。路線のサービスを実行しているのは九州産交バスと熊本バスの2社です。
松橋駅は、JRの鹿児島本線に所属する駅です。すぐ隣に宇都駅があります。このため三角線への乗り換えはとても迅速に済ませることが可能です。三角線を使うと宇土市を介して宇城市と熊本市内(西区・南区)への移動が一気に簡単になるというメリットがあります。
鹿児島本線内では、宇土駅のほかに、熊本駅と八代駅が比較的近場にある要衝といえるでしょうか。熊本駅では、豊肥本線や九州新幹線へ乗り継ぐチャンスが発生します。これらの新幹線と在来線は、遠くに行きたい場合に重宝しますが市内を回りたいときは、熊本市電の出番でしょう。幹線と田崎線の2路線と連携しています。八代駅については、肥薩線と肥薩おれんじ鉄道線の2種類の路線が待ち受けています。
松橋駅の利用率は、あまり変わっていませんが多少の低下傾向は見て取れます。1日平均の乗客数を計算すると、2007年以降は3,500人を下回っています。しかし、微増に転じる年がたまに確認されており、今後どうなるかは予測しがたい状況です。
松橋駅の周辺には、まだ介護施設の数はじゅうぶんではありません。特に、駅から近距離圏内で見つけることは相当に困難な状況です。最低でも駅から2キロくらい離れたあたりから、探すようにしたほうが、時間が無駄になりません。施設探しをする範囲ですが、6~7キロくらい駅から遠ざかった場所を忘れずに含めることがおすすめです。
車両を用いたアクセスが必須になるものの、施設のサイズや周りの自然などが充実していますから、いったん入居したら不満を感じることはなさそうです。入居コストも、とても安価に設定されているところばかりです。