介護施設の種類に関わらず10万円前後という利用料から探すことが可能

北九州市の中心部と称される小倉北区。
官公署や国の出先機関なども多くがこの区域に集中しています。
もちろん企業や商業施設も、小倉駅の周囲などに大量に進出しており、福岡全体の中心地といえます。
現在もさまざまな場所で開発計画が進行中で、絶えず進化を繰り返し、日に日に便利になっている都市だといえます。
もっとも、主要な観光スポットである小倉城の周囲には往時をしのばせる町並みなどがしっかり保存されており、単なる開発された都市なのではありません。
区内外へ移動する場合は、JRの鹿児島本線や日豊本線、モノレールの小倉線を利用できるほか、西鉄バスやタクシーも使いやすいです。
もちろん遠方に出向くときは、山陽新幹線を使える点がなんといっても便利です。
北九州市の人口は、1980年代に入ってから徐々に減少の一途をたどってきました。
小倉北区もほぼ同様ですが、その減り方は全体的にゆるやかで、前年度と比べて若干回復した年もありますが、18万人前後の人口のままでほとんど変化がありません。
北九州市は2005年に早くも高齢化率が20%を上回るなど、全国的に見ても少子高齢化が顕著な都市として知られています。
小倉北区も高齢化率が2009年に24.1%、2014年に26.3%と報告されており、まったく楽観できる状況ではありません。
少子化率については、2013年に11.7%を記録しました。
2023年には人口17万9,217人、高齢化率29.2%との調査結果が出ました。これは全国平均とほぼ同じ水準です。
いずれにしても、高齢化対策の手をゆるめずに進めていかないといけないことは間違いありません。
北九州市全体の要介護認定者は2024年に6万人を超えており、この年は特別養護老人ホームのような行政とかかわりの深い施設を利用した住民も1000名を突破しています。
介護施設の増加を求める意見がよく提出されていますが、現在のところ、人口の多さや都市としてのスケールのわりには施設が多いというわけではありません。
もちろん、小倉北区は福岡県全体で考えてもあらゆる産業が飛びぬけて発達している地域であって、近い将来は施設の数も種類も相当増えていくことが予測できますが。
なお、施設の種類についてはすでにいろいろなタイプが運営されており、利用者にとってはじっくりと見学して回るチャンスを持てます。
費用についても、月額使用料が10万円台前半でよい施設が、種類を問わず見つかりますから、むしろ施設選びの際には有利なエリアだとみなすことも可能です。