介護施設の価格帯はバラエティに富み、選択肢が幅広い
福岡市東区は、名前の通り市の東端、博多湾の東側に位置しています。
広い区域というわけではありませんが、市内で最大の人口を抱え、市内中心部に通勤する住民のベッドタウンとして昔から機能しています。
しかし、旧態依然としたベッドタウンのまま変わっていないのではなく、再開発が進む区画が何か所もあり、変化と刺激に富んだエリアとなっています。
教育機関が多いことでも有名です。
また、昔ながらの町並みや寺社仏閣のような名所が多く残る地域もあり、区内を周遊するときに飽きないという利点があります。
海に面しており、人工島もある地域のため、海浜公園などもつくられています。
大規模ではないものの渡船の運行も利用できます。
交通面では、香椎線や鹿児島本線、福岡市地下鉄のような鉄道のほか、JR九州バスや西鉄バスが多数の乗客を集めています。
福岡市内の人口は、いまだに伸び盛りですが、東区の人口の伸び方も顕著です。
1990年代前半から2000年代前半までは、伸び方が衰えていたものの、2005年以降は各地の再開発の影響から、人口増加率が再度上昇しています。
2023年には人口32万1,864人、高齢者人口7万2,133人、高齢率22.4%との調査結果が出ました。
全国平均と比較すると低い数値ですが、年々増加しており、福祉対策の実施をゆっくりとやっていられるような状況ではありません。
区内の要支援・要介護認定者は2024年の調査では1万4,000名を超えています。
もともとの人口が多いため当然ですが、これは市内では最大の人数です。
東区で老人ホームや高齢者専用住宅を探すと、種類の多さに驚かされるかもしれません。
費用面でも、ときどき驚くほど安価な施設を見つけられることがあります。
とはいえ、その反対で驚くほど高額な施設にめぐり会うこともあります。
居住地や予算のほか、いろいろな条件に目を配りながら、施設をふるいにかけていくことが理想的でしょう。
いずれにしても東区は、施設選びに関してはかなり恵まれている土地と言えそうです。