みやま市は新船小屋温泉や県営筑後広域公園が有名

みやま市は、福岡県南部の街。
久留米市まで約20km、福岡市まで約50kmの場所に位置します。
昔から矢部川を利用した水上交通や街道が発達していた為、宿場町として栄えた街です。
農業が主要産業で、米やセロリ、ナスなどが良くとれますし、市を南北に走る九州自動車道の横には柑橘類の木が多く植えられています。
市の南西に広がる有明海では海苔の養殖を含め、漁業も盛ん。
酒造も有名です。
人口は1990年頃まで5万人を超えていましたが、その後減少し続け、2010年には4万732人、2015年の調査では4万人を割り込み、3万8,139人となっています。2023年の調査では3万5,481人とさらに減少していることが分かりました。
しかし、企業の本社や工場などが比較的多く、冷凍たこ焼きで有名な「八ちゃん堂」やマルヱ醤油等がみやま市に本社を置いています。
そしてニコニコのりの九州工場も市内にあります。
交通アクセスとしては、JR九州の「鹿児島本線」が市内を走行。
瀬高駅や渡瀬駅、南瀬高駅から乗降できます。
中心駅は瀬高駅で、特急有明や快速など、全列車が止まるので便利です。
西鉄の「天神大牟田線」も通り、江の浦駅と開駅から利用可能。
両駅とも特急などは止まらず、普通列車のみ止まる駅ですが、福岡の中心地「天神」まで直通で行けます。
ちなみに旧瀬高町域は、路線バスを利用して、市外の西鉄柳川駅を利用した方が天神等に行きやすいです。
市内路線バスは、堀川バスが運行する「瀬高・柳川線(瀬高駅前・西鉄柳川駅・かんぽの宿循環)」が30分おきに出ており、JR瀬高駅前や瀬高老人福祉センター等を巡る無料バス「みやま市福祉バス」も走っています。
福祉バスは高齢者と障がい者のみ利用できるバスで、一般の人は利用できません。
九州自動車道は瀬高BS、みやま柳川ICから乗降可能で、高速バスは山川PAにある「瀬高・山川BS」から乗れます。
地域高規格道路「有明海沿岸道路」も市内を走行しており、黒崎IC、高田ICから乗り降りできます。
矢部川の北側は筑後市で、みやま市と筑後市にまたがる「県営筑後広域公園」は大変大きな公園。
ドッグランやバーベキュー広場、プール、テニスコートなどがあり、子どもからシニア世代までのんびりできると好評です。
また、みやま市内には市立図書館や市立歴史資料館、山川市民センター、市文化施設まいピア高田、みやま市瀬高葬斎場といった公共施設が充実。
新船小屋温泉内にある「長田鉱泉場」では、有料ですが温泉水が汲めます。
近年、住宅型有料老人ホームやグループホームといったシニア向けの住まいも出来ました。
住宅型有料老人ホームもグループホームもレクリエーションが毎日開催されており、作業療法士による簡単なリハビリ等も受けられるのが魅力でしょう。